秋の夜長にいろいろなことをかんがえる。今日食べた魚は世界の海を旅してきたのかな、とか名前も知らないご先祖様は、やっぱりわたしと似ているところがあったのかな、とかわたしの家を作ってくれた大工さんは、わたしの家の前を通るとき「あの時作った家だ!」って誇りに思うのかな、とか秋の静けさが何故か寂しいのは、夏の間、煩いほどに命を歌っていた蝉たちが、みんな死んでしまったからなのかな、とか見えないところにある、それぞれのドラマ。あなたにも、わたしにも。おやすみなさい。