私はもともとフラつきやすく貧血体質で、約2年前から貧血の症状がひどくなり、SLEの主治医に相談していました。
主な症状として、立ち上がったときのフラつき、のぼせ(特に食事をするとどんどんのぼせていき頭がぼーっとしました)などがありました。
ですが、血液検査の結果はHb(血色素量)が10前後で基準値の12より少し低いくらい。若い女性にはよくあることと言われ、特に治療はしていませんでした。
そのころ私はPMSで婦人科にも通っており、そこで採血をしたところ『フェリチン』という項目が引っかかりました。フェリチンとは、鉄の貯蔵に関する項目です。
基準値が12〜60であるところ、私は5以下という数値を叩き出し『数値が低すぎてこれ以上は測れない』と言われるほどフェリチンが少なかったのです。
婦人科の先生に、
『Hbはお財布に入っているお金、フェリチンは口座に入ってる貯金』
と教わりました。つまり私はお財布にはギリギリお金があるけれど、何かあったときにパッと支払える貯金はほぼないという状態でした。
その婦人科の先生が私の隠れ貧血に気づいてくださったことで、私の貧血治療が始まりました。
◎PMSの症状がひどく経血量も多かったため、低用量ピルの服用を始めました。生理の回数や負担を減らすことで体から出ていく血液の量を抑え、貧血を改善するという目的です。ヤーズフレックス 、フリウェルULD、ジェミーナを試したのですが身体に合わず、現在はディナゲストに落ち着いています。(ピルについてもまた詳しくブログを書きたいと思います)
◎鉄サプリを服用しました。鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、ヘム鉄のほうが約5倍吸収が良いとされています(吸収率:非ヘム鉄5%、ヘム鉄25%)。また、非ヘム鉄は摂取すると吐き気やむかつきがひどく出る場合があります。
私がはじめに服用した『フェロミア』という鉄剤は非ヘム鉄でした。そのため服用中は吐き気や胃のむかつきがひどく、胃薬を手放せない状態になってしまいました。
そこで婦人科の先生に勧められたのが…
『キレート鉄』です。キレート鉄の吸収率は約90%と非常に高くなっています。
病院の保険診療で処方してもらえる鉄剤は全て非ヘム鉄で、吸収率が低く吐き気などの副作用がよく出ます。そのため、キレート鉄は病院で処方してもらうのではなく個人でサプリを購入して服用することになります。
婦人科の先生に海外産でも安心できるオススメのブランドを教えてもらい、服用を開始しました。
私が飲んでいるものはこちら↓
《ナウフーズのIron 18mg》を毎朝1錠飲むようにしていて、いつもAmazonで注文しています。
半年間ほど飲み続けたところ、フラつきやのぼせが改善され、本当に生活しやすくなりました。Hbは13まで回復し、下まぶたや爪、歯茎にも血色が戻ってきた感じがします。
現在フェリチンの値は25であり、先生からは50が目標と言われているのでこのまま服用を続けたいと思います。
(⚠️貧血がひどくない方がキレート鉄を長期間飲み続けると、鉄過剰になることがあります。定期的に血液検査などをしながら服用することをおすすめします。)
隠れ貧血を見つけてくれて、鉄剤を勧めてくれた婦人科の先生には感謝しかありません。
食べ物から鉄分を摂取することも大切ですが、病気が原因で貧血になっている場合は食事だけでは鉄分が追いつかないこともあるかと思います。(私も昔は鉄分の入った飲料を飲んだりひじきを食べたりしていました)
貧血で悩まれている方は、一度病院でしっかり調べてもらうことをオススメします。体に合った治療ができれば、不快な症状も改善されるかもしれません!
ここまで読んでくださってありがとうございました💐