冥利・冥加
相田みつお
『役者冥利につきる』とか、
『冥加に余る』などと、
昔の人はよくいいました。
身に余る恩恵を受けて感謝することですね。
冥ていうのはぐらいという意味です。
暗いから眼に見えない。
暗いからわからない。
自分のわからないところ、
自分の気がつかないところで、
いつのまにか加えられている仏さまの加護、
ご利益、
それが冥利であり、
冥加です。
そのことを『おかげさま』というんです。
おかげのかげは暗い陰のことです。
自分では見えないから陰なんです。
よく見える表のことではありません。
私たちがいまここにいきている、
いや、
いかされているためには、
自分の気のつかないところで、
どのくらい冥利、
冥加を受けているかわかりません。
なにもかもおかげさまです。
『表さま』じゃないんです。
今年は相田みつをさんの『おかげさん』を買いまひた
