つい先ほど、

フィギュアスケート女子フリーが終わり

日本の宮原選手は4位、

坂本選手は6位で入賞しましたね!

 

今回は圧倒的にロシア勢が強くて

金銀持って行かれましたー。

 

また、点数も過去最高得点を叩き出して

真央ちゃん、キムヨナよりも更に上を行く

ものスゴイ難易度の高い戦いでした。

 

しかし、そんなフィギュア選手の中でも

私が今回注目していた選手は、

金メダルを獲得したザギトワ選手。

 

なんと若干15歳、オリンピックという舞台で

初出場金メダルを取ってしまうという

とても強い選手が生まれました。

 

顔がとても可愛いのは

まぁ、皆さんも見ての通りだと思うのですが。。。

 

私が最も注目したのは、彼女の衣装です!!

 

 

 

さすがバレエ大国ロシア!!!

 


※ 画像お借りしました。

 

ショート、フリー共にチュチュを連想させるような

いや、もうこれはチュチュですね。(笑)

スケート選手では珍しい、

むしろ私は初めて見ました!

そして曲のチョイスも

ブラックスワンにドン・キホーテ。

 

これは完全にクラシックバレエが好きな人は

絶対に知っている楽曲です。

フリーの演技を私はリアタイで観ていたのですが

最初から最後までステップはバレエそのもので

真央ちゃん、キムヨナの技術も

とても素晴らしいと思っていたけれど

ザキトワ選手の演技力、そして身体全体の使い方

15歳とは思えないほどの圧巻の演技だったと

私は思っています。

 

もちろんロシアはフィギュアだけじゃなく

バレエ、新体操、シンクロ

全てにおいて強く、また記録も残していますが

この種目どれをとっても根底には必ず

バレエの基礎、要素が組み込まれています。

 

ザギトワ選手だけじゃなく

同じコーチの下で練習をしているチームメイトの

メドベージュア選手も同様、

指先から表情の作り方、ステップ

全てにおいて彼女も完璧であったと思います。

 

フィギュアスケートはもちろんジャンプも大切だけど

私はジャンプよりも指先の使い方、

曲に合わせた表情、ステップ

足がどこまで綺麗に上がるかなど

完全にバレエの目線で楽しんでいます。

 

ロシア選手はものすごく小さい頃から

クラシックバレエの基礎を徹底的に叩き込まれ

日々の厳しい特訓に耐えながら

練習していると聞きます。

 

日本人もバレエ留学をする子ども達のほとんどは

ロシアのバレエ団に所属すると言われるほど

バレエに力を入れている国です。

 

私も子ども達にレッスンしてる以上は

ザギトワ選手やメドベージュア選手

世界のトップスケーターの踊りを参考にしながら

指導していこうと思いました。

 

いやぁ、それにしても

本当彼女のチュチュを見ると

自分自身のバレエの発表会を思い出しますわ。(笑)

 

いかんせん私の所属していたバレエ教室の先生は

とーーーーーーっても怖いで有名で(笑)

しかもその時代にモンスターピアレンツなんて

もちろんいませんので

注意されてなんぼ、怒られてなんぼ、

注意されるということは

それだけ『先生から見てもらっている期待されている』

そう考えるようにと日々洗脳されていましたので

母親たちはもうどんどん注意して下さい、状態。

 

今とはまるで真逆。

 

今の時代、口では同じことを言ってても

実際、自分の子どもが

みんなの前で注意されてるのを見ると

親はいい気分にはなりません。

もっとひどい親は

【先生からいじめられてる。】

と、勘違いしてしまうそうです。

 

なので今の指導方針で最も良いのは

褒めて伸ばす。

これに限ります(笑)

 

私なんて小学生、それこそ2年生とか3年生の頃

有名アーティストが全国ツアーで回るような

本当に大きなホールでの発表会のリハーサルの際、

他にも何十人っているたくさんの演者の前で

ひとり客席に座っている先生からマイクで

 

真央ちゃん!!違う!!

今のは右足からでしょ!!!

なんで左足から入るの!!

あなた一番前なんだからね!!!

 

と、大声で怒鳴られ注意されたもんです。(笑)

 

さすがにあの状況、あの空気、あの場所での

その注意のされ方は心が折れそうになったものです。

 

私は中学受験をいう道を選んでしまったので

2歳からはじめたバレエ人生は

約10年でピリオドを打ったのですが

後にバレエ仲間のお母さんから聞いた話だと

先生はとても私に期待をしていて

身長も低くなく手足も長く細い(当時)

できればこのままずーっとバレエを

続けてほしかったと言ってたよ、と。

 

現役の時はスタジオでもリハーサルでも

写真撮影の時でも信じられないぐらいの回数

いっぱい怒られてきたけれど

やはりそれは先生からの愛のムチであり、

上達してほしい一心で私に叱咤激励を。。

と、その頃はそんな先生のもとでバレエを習うのが

毎週毎週本当に怖くて(笑)

学校に行くより、スタジオに行く方が

10000倍嫌だったし、苦痛でした。

 

 

でもその頃の自分がいるから

今の自分がいる。

10年以上のブランクがあっても

あの頃の全てが身体に染み付いて

今、こうして同じように子ども達に教えてる。

今度は踊り手ではなく、指導者として

しっかり子どもに響くようなレッスンをしたいと思っているし

精神的にも強くしてくれた先生にも

今はとても感謝しています。

 

今日彼女たちのスケートを観ていたら

バレエを踊っていた当時の自分を

思い出してしまいました。

 

 

嫌な事、辛い事の方が

圧倒的に多かったバレエ人生だったけれど

今ではとても大切な自分の財産です。