魔法の鍵スピンオフ #2人だけのカウントダウン | 二宮和也にシタゴコロ♡~妄想と夢に包まれて~

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嵐のにのちゃんにどっぷり溺れてます♡
日常ゴトやオシャレゴトを織り交ぜつつ
シタゴゴロ満載の妄想ゴト&夢ゴトを
思う存分綴る自己満の世界です♡


今日どんだけ時計見てるかな?

当たり前だけど

どんだけじっと見てたってさ?

1時間が進む間隔なんてね

そもそも決まってんだもんね

だけど今日だけはトクベツ

6月17日

オレが生まれた日

正直さ?

自分の誕生日だから

どーこーって意識はあんまないのよ

いや、もちろんね

無条件で「おめでとう。」って

色んな人から祝ってもらえんだから

それはありがたいんだけど

ちょっとね

今日が終わって

明日が始まる瞬間が楽しみなの

楽しみってか大事なんだよね

1人車の中で

スマホとにらめっこして1時間ちょい

そろそろ23:45

ほんとはとっくに帰れたんだけど

「一緒にいれるのが1番嬉しい。」

まいっちゃうくらいの笑顔で

言ってくれちゃうからさ

らしくもないサプライズ

そんなのしたくなっちゃったんだよね

吸いかけてたタバコを消して

助手席の小さな箱を取る

何もいらないって言われてるから

彼女が喜んでくれるかはわかんない

でも“キモチ"が伝われば

それが大事なんだって

彼女が教えてくれたから

“オレなりのキモチ"

それを手に部屋へ向かった

いつも通りインターホンを押す

………あれ?

何?…なんで応答ないのよ?

まさかいないとか?

たしかに『12時回るかも。』

なんてわざと伝えたけど

それはさすがにないでしょーよ?

慌ててオレは自分の鍵を取り出す

玄関を開けた廊下の真正面

リビングの電気は点いてる

そーっとそのドアを開けて見渡すと

ソファーにもたれて

寝ている彼女を捉えた

安堵の溜息と小さな笑いが漏れる

『ほんと眠り姫なんだね。笑』

呟きながら頭を撫でると

「……っ…んん…。」

目を覚ます彼女

オレと目が合った瞬間

「あっ!ごめんっ!!」

すぐに視線を時計に移して

「12時回ってない!
  お誕生日おめでとーっ!!」
 
そう言って最高の笑顔を見せてくれた

もうねそれで十分よ

ほんとシアワセだよ

でも大事なのはここから

日付けが変わるまで

後10分もない

「ご飯、すぐ準備するね。」

『んー…メシはいいからさ?
  ビールだけちょーだい。』

「えー?ビール?
  一応シャンパン用意したのに…。」

『あら、そうなの?
  じゃ飲もっか。
  ってかさそんなん良かったのに。』

「良くないよ!
  お誕生日はトクベツな日なんだよ?」

そう言うと彼女はキッチンへ向かった

『まぁね、そうね。
  オレらは特にね。』

「なんか言ったー?」

『独り言だよ。
  オレ開けるからさ
  早く持ってらっしゃいよ。』

時計をチラッと見ると

日付が変わるまで後約5分

寝てるなんて想定外だったからさ

彼女をちょっと急かす

こんなん家にあったっけ?てな

オシャレっぽいグラスに

シャンパンクーラー

ふふっ。笑

楽しみにしててくれたんだ誕生日

無意識に顔が緩みそうになる

それを抑えながら

彼女が用意してくれてたシャンパンを

グラスに注ぐ

「じゃあっ!お誕生日…っっ。」

乾杯しようとする彼女の言葉を

手で塞いだ

「もーっ!何ー?」

『見て…?時計。』

「…時計?」

『そ。12時なる瞬間に乾杯しよーよ。』

「…なんで?
  12時なったらお誕生日終わちゃう…。」

『なったらじゃなくてさ?
  なる瞬間ね。』

「…だからなんで?
  せっかくのお誕生日なのに……。」

『だから12時なる瞬間だって。
  アナタ誕生日いつよ?』

「えっ?明日だけど。」

『だからでしょーが。
  一緒にカウントダウンしよ?』

「…カウントダウン…?」

『そ。オレとアナタだけのね。』

「……うん……。」

『…ほら。あと1分もないよ。』

空いてる方の手で

オレより一回り小さい手を握る

少し泣きそうな顔をしながら

でも嬉しそうに

キュッと握り返してくる彼女

『せーの。』

オレの合図で声を揃える

『「10·9·8·7·6·5·4·3·2·1
  Happy Birthday!!」』

チンッとグラスの音が静かに響いた

そう、オレにとって

誕生日ってだけじゃなくトクベツな理由

カウントダウンってさ

世間では大晦日じゃない

でもね

オレの誕生日が終わって

彼女の誕生日が始まる瞬間

2人で過ごす新しい1年の始まり

それがオレたちだけのカウントダウン

正月よりクリスマスより

オレからしたら

よっぽどめでたい記念日だよ

1日違いだからできる事だもん

好きな人と

隣り合わせの誕生日なんてさ?

誰もがもってる日じゃないでしょ?

だからオレたちは

やっぱりトクベツなんだよね

そうなんだって

少なくともオレは信じてるよ

来年も

2人でこの瞬間を迎えられますよーに

流れ星にほんとに叶えてもらえんなら

今のオレだったら願っちゃうかもね。笑






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読んでくださった方

ありがとうございます♡

敢えてアメ限にしました
(アメ限解除しました)

今回の題材となったCーちゃん♡

Happy Birthday♡♡♡♡♡

にのちゃんと隣り合わせの誕生日♡

いいね♡いいね♡♡

好きになる運命だね♡♡♡

ほんとコレ

Cーちゃん想いながら書いたから♡

重たいとか言わないで ←私信

結局ほぼ下書きナシだけど

会いたい愛情を込めて

人の事考えながら

妄想ゴト書くのも初めてかも

いつもと違ってキンチョーしたっ!!

とにもかくにも

夢の中で

こんなお誕生日を

にのちゃんと過ごせますよーに♡

ちなみに続き書くかもです

彼が手にした小さな箱

その中身のお話も書きたくて

でもあまりにも長くなるので

一旦切りました

いつ書くかは不明ですが

それもアメ限にするかどーか

その辺も考え中で

日にちはズレるけど

気が向いた時に書く予定です

でも予定は未定です(・∀・)