15年前の秋、突然学校に行けなくなった長女。
紆余曲折(プロフィール参照)を経て今(23歳)に至ります。


私が決めた方針は

『心が元気になるまで社会には戻さない』

と言うことのみでした。



もちろんこれはうちのやり方であり、すべての子供さんに当てはまるとは思っていません。



私自身その方針にブレる事もありましたが、赤沼先生の叱咤激励により、私の中で理想的な復学を果たしのではないかと思っています。



それでも進学進級の節目にはナーバスになる事も。

そんな時は『心が折れる前に辞めなさい』と言い聞かせていました。



最近では、なんだかんだ楽しくその時々を過ごす長女に頼もしさを感じるまでになりました。

あんなに神経質で怯えていた長女の姿はどこにもありません。



周りに恵まれてると思われるかも知れませんが、話しを聞いているとなかなかそうでもありません。

実際何の問題もない社会などあり得る訳もなく。

気が合う人合わない人、キツい人優しい人。。。



高校生の時には、耐えて耐えた挙句バイト先の店長にキレて辞めました(笑)

誤解で絶交宣言をしてきた友人に、何度も何度も話し合いを働きかけました。(今も仲良しです)

大失恋した時は1ヶ月泣いて過ごしました。

親友のお父さんが急死した時も、長女自身ショックを受けながらも親友についてあげていました。



でも長女は心が折れなかった。

家庭という安全な基地の存在のおかげで、安心してそれらと向き合うことが出来たのだと思います。



長きに渡るお家生活の中で、心の強さの基盤がしっかりしていたのだと確信しています。

春から社会人2年目になりましたが、周りの先輩方に可愛がられ2年目では異例の業務を任される事となったようです。(これは人手不足だからですw)



その疲れ?ストレス?プレッシャー?からか身体に反応が出てしまい、発熱と発疹でPCR検査を受けたりして(陰性でした)バタバタしましたが、仕事にやりがいを感じているようです。



今でもたまに『心が折れる前に辞めやー』と言うのですが、『それはない』と言い切る長女がとても大人に見える今日この頃です。