U・Iターン就職、ふるさと納税、町おこしプロジェクト・・・などの言葉が普及しつつあり、都会から地方へのアプローチの仕方が様々となってきた今の時代

「移住」という言葉も、あまり大それた意味を持たなくなってきたような気がします。

 

単純に「住む場所を変える」という感覚で。。

 

わたしもUターン(といっても、地元ではなくおとなりの名古屋を活動の本拠地にしているので、軽くJなのかしら・・・)してきた身なのと、同じように地方で仕事を探して大学卒業と同時に移り住んだという人と何人か知り合ったこともあり、地方で暮らすことをそんなにマイナスな意味として捉えていなかったのだけれど、そうではない考えの人もいて、色々と考えていた時期がありました。

 

それは、「せっかく東京の大学に行ったのにどうしてわざわざ田舎に帰ってくるの?」と言われたことだったり(言った方はそんな深刻に考えていないだろうけれど)、「都落ち」という言葉だったり。キラキラとした都会のオフィスビルで働く大学の同級生のインスタを見て、「東京でがんばれなかったわたしは、負け組なのかなあ」と無駄に落ち込んだこともありました。

 

そんな時に出会ったのが、伊佐知美さんの『移住女子』(新潮社)という本でした。

 

 

「移住」は選択肢のひとつであって、「逃げ」でも「負け」でもないと思います。

 

生まれ育った故郷に帰りたいという思いはもちろん、

 

海の見える場所に住みたい、暖かいところに住みたい、リンゴが好きだから青森に住みたい、教会のある坂道を歩いて暮らしたいから長崎に住みたい、函館に住んで毎週夜景を見に行きたい、カープのファンだから広島に住みたい・・・

 

動機は何であれ、「自分で住みたい場所を選択し、そこで仕事を見つけ、居場所を作り、暮らす」ということは、ものすごくドキドキするし、これ以上ない経験になると思います。

 

 

満員電車が嫌だ、人混みが嫌だ、家賃も高い、仕事も終わらない…そんな都会での暮らしに辟易して、田舎暮らしに憧れるのは、とてもよくわかります。

 

ただ、「田舎への移住」に限って言及すると、長いスパンで考えると、ひょっとしたら都会の暮らしより疲れるかもしれません。

 

家賃は安いかもしれないけれど、移動に車が必要なので自動車とそれにまつわるお金がずっとかかるということ、

 

もし将来子供ができたとして、通わせられる学校の選択肢がとても狭まってしまうということ、

 

とても狭いコミュニティなので、一人暮らしなら割り切って「自分はどう思われてもいいや」と生活できるけれど、家族がいるとそうもいかないこと、

 

「ちょっと買い物」に行くのが割と困難なこと、etc。

 

伊佐さんの『移住女子』は、こうした問題も含めて、移住の方法や仕事の見つけ方も紹介されているので、興味がある方はぜひ、一読してみてはいかがでしょうか。

 

 

この本で紹介されていた”移住女子”の皆さんは、経緯はさまざまですが現地で素敵なパートナーと出会い、そのままそこで暮らして・・・という方がほとんどでした。

ですが、その「場所」が本当に気に入ったというよりも、そこに住む人だったり、街の環境だったり、コミュニティそのものが気に入っていたという印象があります。

 

大切なのは「どこに住むか」ではなく、「誰と暮らすのか」なのかもしれないなあとも思いました。

 

 

わたしも、来年はどこに住んでいるのかわからない状況だけど!

今年1年をどこで過ごすのかすら、不安定な状況だけど!

 

まとめ方がわからなくなっちゃったけれど、振り出しはこの決意に戻るのだと思います。