豪華併せ馬で関東馬の復権だ。「第50回AJC杯」の追い切りが21日、美浦、栗東トレセンで行われた。伊藤正厩舎の2枚看板、エアシェイディとネヴァブションは、ポリトラックコースで併せ馬を披露。今年のJRA重賞6鞍はすべて関西馬に持って行かれたが、連敗ストップへ2頭が強力関西勢の前に立ちはだかる。

 胸躍る豪華併せ馬は、ネヴァブションが4馬身先行して始まった。エアシェイディもキビキビと追いかけて4コーナー手前で馬体が合う。内ネヴァ、外シェイディ。オープン馬の意地をぶつけ合った好調教はゴール前でも決着せず、2頭は鼻面を並べ、ラスト1F11秒6でフィニッシュした。「内の方が手応え良く見えただろうが、シェイディはあの態勢からがしぶといんだ」。計算通りの動きに伊藤正師の言葉がはずんだ。

 連覇に挑むエアシェイディ。昨年以上にハイレベルなメンバーとなったが、昨年の天皇賞・秋5着、有馬記念3着の実績を見れば、ここは負けられない一戦。「グランプリと同じ出来でいける。昨年優勝時よりも状態はいい」。指揮官はコンディションの良さに胸を張った。

 後藤が「ウオッカやダイワスカーレットの背がだんだん近づいてきた」と語ったように、超一流馬とは差がない。伊藤正師は「走る素質は以前からあったが、いろいろあって発揮できずにきた。元の姿に戻りつつあるというところだろう」と語った。今年の目標は天皇賞・秋。ライバルとなりそうなアルナスライン、ドリームジャーニーあたりは早めにガツンと叩いておきたい。「うちの厩舎は息長く走ってくれる馬が多い。少しでも長くファンに楽しんでもらえるよう仕上げていきたい」と師。8歳を迎えてもシェイディは元気いっぱいだ。

 復権を目指すネヴァブションも気合十分。「中山金杯は5着とはいえ、時計的には走っている。悲観することはない。長期休養明けから3戦を消化して着実に前進している」と伊藤正師。一昨年は年明けから3連勝してG2(日経賞)制覇まで駆け上がった素材。きっかけさえつかめば再度、連勝街道に乗っておかしくない。「こちらは天皇賞・春が目標」と師。2頭で盾独占というビッグな夢を描いている。
-スポーツニッポン-







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