次週に迫った有馬記念・G1(28日、中山)へ向けて17日、出走予定馬が東西のトレセンで追い切った。ファン投票第2位のダーワスカーレットは、栗東のCウッドチップコースで、小気味いい動きを披露。精神的にも落ち着きが見られ、至って順調だ。

 栗毛の馬体が躍動した。安藤勝を背にしたダイワスカーレットは、首をリズミカルに上下動させてCウッドチップコースを走り抜けた。7ハロンからスタートし、力むことなく、低い重心を保つ。滑らかに4コーナーを回り、最後に追われると、94秒9-64秒8-12秒6でフィニッシュした。

 7か月ぶりだった天皇賞・秋は、下見所でひ腹に汗をかき、ジャンプして馬場入り。気負いが目立ったため、この日のように、調教で長めから行くなど対策を講じてきた。「いいリズムで走っていた」と安藤勝が笑顔を見せれば、松田国調教師も満足そうに目を細めた。「乗り手に従順になっているし、角馬場や坂路などでも、スムーズに馬場入りできるようになっている」

 その差2センチ。天皇賞では、ウオッカと歴史に残る名勝負を繰り広げた。自分でペースを作ってレコード駆けした反動を考慮し、宮城・山元トレセンへ放牧に出ていたが、先月27日に帰厩してからは、坂路を中心にしっかり乗り込んでいる。「天皇賞が終わったあと、大丈夫か?という不安があったが、今はない。このままスムーズに行ってくれれば」と松田師は言った。

 昨年は、2番手追走から直線で先頭に立ったものの、マツリダゴッホに内をすくわれて2着と涙を飲んだ。「あの時は、初めての牡馬相手の戦いで分からない部分があったが、今年は能力が高いのが分かっているし、期待度が違う」と安藤。2500メートルを乗り切るために必要な“平常心”を取り戻せば、昨年の雪辱を果たせるはずだ。
-スポーツ報知-





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