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 「JCダート・G1」(7日、阪神)
 米国のG1馬2頭を加え、超豪華なメンバーが阪神競馬場に集結。出走予定馬16頭のうち、G1勝ち馬が9頭を数える華やかな大舞台となった。
主役を演じるのは、国内G1・6連勝中のヴァーミリアン。年齢を重ねるごとにたくましさを増して、史上初のジャパンCダート連覇を目指す。
  
 有力馬がひしめき合う各路線にあって、このダート戦線だけは別だ。他を圧倒するシルエットを誇るヴァーミリアンが、揺るぎない地位を築き上げている。
統一ダートG1を4勝し、最優秀ダート馬に選出された昨年。今年もフェブラリーS、JBCクラシックを完勝して、国内では無敵のG1・6連勝を続けている。
 担当の久保助手が「絶好調と言ってもいい。状態に関して文句はない」と、太鼓判を押す。その言葉通り、前走後も順調に調教を消化。栗東坂路の1週前追い切りでも活発な動きを見せ、30日には平地コースの栗東DWを疾走。メリハリの利いたメニューを涼しい顔でこなし、陣営の青写真通りに上昇線を描く。

 前哨戦のJBCクラシックで、国内3歳最強のサクセスブロッケンを撃破。
「実は一番心配していたのが、園田競馬場の前走だった。あんな大きい馬が、コーナーを回ることができるのかな、って」
海外を含め、9つのダートコースを経験済み。どんな競馬場でも崩れなかったヴァーミリアンだが、超小回りの園田の馬場に対応することはできるのか。
「武豊騎手とも話していたんだ。他の競馬場みたいに、何馬身も離して勝つのは難しい、とね」実際に、わずか首差での勝利。
それでも速やかに発馬を決め、レコードで制する横綱相撲だった。「砂が深くて、スピードとパワーが必要。広いコースのように楽には勝てなかったけど、内容的には圧勝だったと思う」と、久保助手は振り返った。
 
 無理をさせない、石坂師流のローテーション。普段は、久保助手が課す日々の鍛錬にG1・6勝馬は応えてきた。
旧戸山厩舎時代に、レガシーワールド(93年ジャパンC制覇)の調教を担当。持ち乗り助手として、当時の8歳まで活躍したフジヤマケンザン(95年香港C制覇)も手がけた。
「レガシーには特殊な鞍を置き、80キロの負担重量で乗っていた。調教で手を抜くと駄目。我慢してついてこれる馬は強くなる。おれは負荷をかけるからね。ヴァーミリアンには今も、毛布をつけて乗ることがあるんだ」と、ベテランは話す。前へ、前へ。防衛戦に向け、王者は妥協のない日々を続けている。
-デイリースポーツ-







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