終演後、ひたすら脱力。
今にいたります。
歌いきった感、出しきった感がとても強いライブだった。
写真も撮ってたので、おすそわけ。
会場入り、カレーでテンションを上げてくれる心づかいが嬉しいよね。
後ろに見えるのはゆうやとりょうこ先生。
待つのも待たせるのも、あんまり好きじゃないから。
DVDの発売も決まったね。
ライブの感想。
やりきらなきゃ!→楽しい!→みんなも楽しそう!→感動。
なライブ。
会場的にも、歯車がずれたら取り返しがつかない、逆に味方につけて一体感を生めば最高の景色が待ってる。
そんなモンスターみたいな、神様みたいな、会場。
それが東京ドームなんだなって。
他のどの会場でも感じたことのなかった、感情が次々にあふれてきた。
MCでも触れたように。
前夜は怖くて怖くて、眠れなくて。
逃げたくなるような恐ろしさ、それを感じたのはいつぶりだったろう。
ライブはみんなで創り上げる、特にシドはそれをひたすら貫いてきたバンドでもあって。
だけど、みんなで創り上げるにしても。
指揮者は必要で、そこにボーカリストは必然で。
そんな大役をつとめさせてもらえる喜びを、プレッシャーという化け物が丸ごと食べちゃったんだ。
「好き」が「怖い」に変わる瞬間ほど、過酷な時はなくて。
プレッシャーに打ち勝つ方法、それはステージに上がるまでは「無い」ってことも、誰よりも僕の体がいちばん知ってた。
自分を、メンバーを、スタッフを、そして大切な君たちを信じて。
ステージに立った。
足が震えた、情けないけど震えた。
目も泳いだ、いちばん真っ直ぐ見なきゃいけないのに泳いだ。
最初はみんなの笑顔さえも怖かった。
だけど、ライブが進んでいくにつれて、変化が。
懐かしい曲達、新しい曲達、メンバーの姿勢、ファンの祈り。
その一つ一つに包まれながら、一曲終わるごとに強くなって。
いつの間にかって表現がぴったりなのかな。
以前の自分を越えてる自分が、そこには確かに居て。
伝えたいことを、ただ伝えたら。
終わってた。
そして、いつもみたいに。
終演後の告知映像、みんなの声援をステージそででひとり聞きながら。
眼差しはずっと遠くの次を見てた。
あのライブの成功は、紛れもなくシドのみんなで勝ち取ったものだと確信してる。
怖いもの知らずが、怖さを知って、それをはねのけたときの強さを。
ここから先は見せていきたい。
それが、僕の感謝の気持ちそのものだから。
絶対!!ハッピーにするから。
見守っててほしい。
心からありがとう。
そして愛してます。
シド ボーカル マオ