ロシアの軍事侵攻に関して、私が違和感を感じる中でも特に「なぜロシアは制空権を取らないのか?」という疑問は、モヤモヤと残り続けていました。

この疑問について、YouTubeでとても興味深い分析を発信されている動画を見つけました。




防衛研究所所長の高橋杉雄先生が語られているのを私なりにまとめると、

①ウクライナ軍航空基地の滑走路を同時に全て破壊するための長距離弾道ミサイルがそもそも足りない。

②攻撃目標の選び方が非合理的であり、指揮系統や目標へ効果的なダメージを与えられない。

③各軍管区や部隊同士が効果的に連携できるような組織の仕組みになっていない。

ということでした。
これは私がネットで探していた情報の中で最も現実と重なるように思える腑に落ちた内容でした。

さらに、そのような戦略的な前提でも十分戦えるという判断で侵攻したのであれば、さらに違和感は深まるところです。

そこは恐らくまだ情報を知り得ない、政治や軍部の戦略レベルの真実を考えることになるので憶測が大きくなってしまいます。ウクライナでのロシア軍の行動に関して不可解さや稚拙さを感じるところですが、こちらの動画はその違和感に対し戦略規模での一つの素晴らしい解釈を示してくれるものでした。