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とても難しい事

「北茨城の孤立地域へ物資を配り、市役所などで仕分けなどの手伝いをする。」
という名目で行った北茨城市でしたが、ほとんど何もできずに帰ってきました。

情報を把握しきらず、見切り発車のような形で向かってしまった事が
大きな原因です。

私たちは、ざっくりとした情報しか持たず、
「北茨城が大変らしい」
「孤立地域があるらしい」
「○○が足りないらしい」
と、「らしい」だらけのまま向かってしまい、
向かった避難所には若い人よりもお年寄りが多く、たくさん持って行った
生理用品やトイレットペーパーなどは配れず、配りきれなかったものは
市役所に寄付してきました。
本当に必要だったものは、お年寄り用の下着や食糧でした。

救援物資は、被災地ごとに必要とされている物や数量が違う上、日々変化するので、
各市役所などに事前に問い合わせ(直接物資を預っているか)、
その上で事前に地域のネットコミュニティなどにも「○○日に行きますが、必要なものと個数をお知らせ下さい。」と呼びかけて、
それに見合った物資を用意し動かないといけません。


実際に聞いていたように、市役所に物資がたくさん貯蔵してあり、
自衛隊の方が一日二回、地域に平等に物資を配っているそうです。

「それでも足りない!」という声のある地域に物資を届けたいという
思いで北へ向かったのに、そういう声に答えられなかったと思います。

本当に下調べが足りなかったことを後悔しています。


小口の直接輸送はこのように、情報の把握からそれに基づいた物資の
調達、配達と、個人レベルでやるにはとても難しいと、痛感しました。


「孤立地域」にこだわっていたのに、結局その地域の方には
何もできなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

また、そういう地域に物資を届けるブログとして私のブログを
読んでもらっていた人にもよい成果を報告することができなくて、
申し訳ありませんでした。応援とか拡散とかしてもらったのに…


自分の頼りない知識でこんな結果になってしまいましたが、
物資を届けられた避難所で、私たちが持って行ったご飯類やおせんべいを
食べてくれるご老人が居たら嬉しいな、と思うばかりです。