さっきチラっと出した高野悦子さん。


こないだ一年生の新ゼミで、自己紹介スピーチをみんなやって、TAの私もやらせてもらったの。


念入りに準備して、スピーチ前に先生と打ち合わせ。


先生から敢えていろんな挫折感や辛かったことをさらけ出してほしいとの要望。


最初の私の内容は、辛いことや悲しかったことはまず端折って、いかにも順調にここまで来ました!的な素晴らしすぎる人生のスピーチ!


いやいやいやいや・・・!


ここに来るまで、辛かったことの方が多かったのよね、実際は。


だからまた一からスピーチ内容を練り直して、テーマを


『自分との闘いによる自己形成』


に変更。


自分との闘い・・・


そう。


・プライドとの闘い


・挫折との闘い


・病気との闘い


・環境との闘い


・学校との闘い


順調に過ぎていく人生なんてないということ。


みんな悩むこと。そして悩むことは決して悪いことではないこと。


自分の信じる道を進むこと。


迷ったときに相談できる友達、先輩、先生を4年間で探して欲しいこと。


これが、私のスピーチを通して、一年生に伝えたかったこと。


敢えて辛かったことを思い出してそれをさらけ出すというのは結構勇気がいった。


でも、みんなが本当に真剣に話を聞いてくれたから話してよかったって思う!


とくに、学校との闘いについては、こっちの大学に来てから封印していたことでもあるから、


先生も相当びっくり(笑)


スピーチでも話したけど、今までいっぱい闘いはあったけど、全ては自分の信じる道を歩むための闘いで、今振り返っても、あの時、もう一つ選択肢を選んでおけばよかったなーとか、あの時お母さんの言うとおりにしておけばよかったなーとかっていう後悔は一つもないの。


これは胸を張って言えること。


そして、その闘いの節目節目に必ず自分を認めてくれて、背中を押してくれる助っ人が現れているっていうこと。


そう振り返ると、なるべくして通るべき道だったのだと思う、全ての闘いがね。


きっとこれからもいろんな闘いが待ち受けているだろうけど、その度に敢えて険しい道を選ぶ自分がいると思う。


それでいいのだー。


そうやって私は大きくなってきた。


まだまだ成長しなくてはね!


そんな私に、先生が薦めてくれたのが、さっきの高野悦子さんの本。


二十歳の原点 (新潮文庫)/高野 悦子

¥420
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彼女は、学生運動がとてもさかんだったときにちょうど大学生であった一人。

『独りであること、未熟であること、これが私の20歳の原点である。』

若くしてしっかり確立した自己を持つがゆえに、世の中のさまざまな矛盾とぶつかる。

『人間は誰でも、独りで生きなければならないと同時に、みんなと生きなければならない。

私は「みんなと生きる」ということがよく分からない。』

こんな気持ち、最近までの私もずっと持っていたことで、読んだとき、グサっときた。

彼女は、人一倍自立心が強くて、素直になりたい、まっすぐに生きたい!とずっと模索している様子が彼女の日記であるこの本を読んで、痛いほど伝わってくる。

自分と重なる部分もたくさんあって、読んでいて正直苦しかった。

いい気分には決してならなかった。

でも分かる気がする、彼女の抱えていたものが。

だから最後まで目を通してさっき読み終わった。

彼女は、結局最後はこの世から旅に出た(自殺)のだが、彼女は当時ほんとうに闘っていたんだと思う。

自分のあり方、学校のあり方、社会のあり方。

今、何かに疑問をもって生きている人っているだろうか。

今のこの状況が当たり前だ、今自分が生きているこの空間、時間、社会は当たり前なことだ。

当たり前とも疑問にも思わず日々生活している人の方が多いのでないか。

私だって結構そうだと思う。

もし疑問を持っているとしたら堂々とさらけ出そうという勇気を持つ人はいるだろうか。

もしかしたらみんなそれぞれにいろんな矛盾に疑問を持っているのにも関わらず、言語化できなかったり、そのまま自分の中に封じ込めてしまったりして一生を終えるのでは。

自分を本当に信じていたとしてもそれは本当に勇気のいることで難しいこと。

私も学校の闘いのとき、ある先生に言われた。

『そんなふうに決められたことに歯向かうと、社会ではやっていけない!』

ムカっときたよね。

私は自分で間違っていないと思っていたから、信念を貫いたけど、それはそれは辛くもあった。

社会ってなんだ?なにをもって社会というの?

その社会に足並み揃えて入っていかないと生きていけないの?人間は。

そんな疑問。

『独りでも生きなきゃいけないし、みんなとも生きなきゃいけない。』

この言葉すら矛盾っちゃ矛盾だもんね。

でもそうなんだ。

ぶつからなきゃ!その矛盾と。

足並み揃えるのは、簡単。自分の気持ちを出さなければいいのだから。

高野さんも言っていたけど、それって人生を演じているのでは。

ぶつかって転んで、擦り剥いて、また立ち上がって・・・・

そうやって道を切り開いていく人生。

私はそっちを望む。

そっちの方がおもしろくね?

ふう・・・私も高野さんと同じ20歳の頃が人生の原点になっているよな。

さぁ、あきらめるにはまだはやい!

闘いよ、かかってこい!

乗り越えてみせるぜ!!