(高校生でIgA腎症になり、約30年の保存期を経て、とうとう透析に向けてシャントを作りました)
前回からの続きです
シャントの手術が無事終わりました
でも、シャントを作ってからすぐに透析ができるわけではないんです。
シャントの手術が終わってから一度退院して約2週間シャントを育てます。
そしてまた入院…今度は透析に慣れる練習です。
私は約3週間でした。
シャントを作ってから結構な時間が経ちましたが、
いよいよ透析に入ります。
IgA腎症になってから30年と4か月、
栄養指導を受けてからはちょうど10年が経っていました
初めての透析では、なかなか針を刺すのが大変でした
入っても血管がまだ発達していなくて、もれてしまって…
看護師さんがずっと穿刺部を押さえてくれました。
その時に「経歴見てビックリしたよ。30年もよく頑張ったね。」と言われて、
もう涙が止まりませんでした
また、この時思ったのが、看護師さんの穿刺の仕事ってスゴイ
シャントを作ったばかりだと、本当に本当に刺すのが大変みたいなんです。
こんな大変なお仕事をされている看護師さん、尊敬します
最初の3回は3時間、
あとは4時間で進めていきました。
特に、体調が悪くなったりなどの問題はありませんでした
透析して良かったなあと思ったことは…
体調が良くなったこと、それから普通のご飯が食べられたことです
普通のご飯って、こんなにも美味しかったんだ
保存期の最後は食欲もなくなって、どうしても低たんぱくご飯が入っていかない
無理やり押し込んでたって感じでしたから。
それから、毒素を吸着するのに炭を飲んでいたのですが、
これももう飲まなくてもいい
炭を服用する時って、のどがイガイガして飲み込むのに大変なんです
飲みやすくするために、細かくはしてあるのですが。
あとビックリだったのが、血圧です
血圧が高くなる度に、主治医の先生がいつも悩んで処方していたのに。
朝に、血圧の薬を2錠服用しただけで、
朝一と夜の血圧が110-70位だったんです。
血圧って、いつも気にしていたので嬉しい気持ちになりました
退院の準備が進められると同時に、
家から通える透析クリニックさんを紹介してもらい
透析食の栄養指導も受けました。
続きます