室伏選手 おめでとう! | 浅田真央さん&浅田舞さん 応援ブログ

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室伏「ただただうれしい」ハンマー投げで「金」…世界陸上

$浅田真央さん&浅田舞さん 応援ブログ ◆陸上 世界選手権第3日(29日、韓国・大邱) 男子ハンマー投げで2004年アテネ五輪王者の室伏広治(36)=ミズノ=が81メートル24の今季自己最高で初優勝し、来年のロンドン五輪代表に決まった。

 五輪と世界選手権での金メダル獲得は日本選手初の快挙。室伏の世界選手権でのメダルは01年エドモントン大会の銀、03年パリ大会の銅に続いて3個目で、日本選手で最多となった。

 27日の予選を全体のトップとなる78メートル56で通過した室伏は、決勝でも1投目からリードを奪い、3投目で81メートル24をマークした。6投のうち4投で80メートルを超す圧勝だった。

 室伏広治「ただただうれしい。前半でいい記録を出せたのが勝因。この年までチャレンジできるのは多くの方のサポート、応援があって成し遂げられること。皆さんに感謝したい」

 ◆室伏 広治(むろふし・こうじ)04年アテネ五輪で、日本投てき史上初の金メダルを獲得。世界選手権では01年銀、03年銅メダル。03年に出した84メートル86は世界歴代5位の記録。中京大大学院出。187センチ、102キロ。36歳。静岡県出身。

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20110829-OHT1T00246.htm



室伏、日本初!五輪とW制覇 (2011.8.30 05:05)
 全身全霊をかけた魂の投てきだ。重さ7・26キロの鉄球に、室伏が思いのすべてを乗せた。

 「優勝ラインは81メートル50から82メートルと思っていた。準備はしていたので、安定した投てきができた」

 1投目で79メートル72の今季自己最高をマーク。2投目には81メートル03。他の選手が低空飛行を続ける中、室伏だけは異次元空間に突き抜けていた。迎えた3投目。「ウオーッ! オーッ!」のかけ声に後押しされた鉄球は81メートル24地点に着弾。5投目にも同じ距離を投げ、最後こそパルシュ(ハンガリー)に6センチ差に迫られたものの、やはり格が違った。まさに圧勝劇。ウイニングランに拍手と喝采が降り注いだ。

 36歳326日での金メダルは現行の世界選手権では、全種目を通じて男子最年長記録。あくなき向上心、探求心が室伏を突き動かした。20代までは1日7時間、160回投げたこともあったが、「今は20回もやらない」。200キロ以上を上げたベンチプレスも「ハンマー投げに結びつくとは思えない」と封印した。

 代わりに投網を放つ、複数のハンマーを腰からつるして歩く、新聞紙を丸めるなど独自の練習法で全身の神経系の働きを強化。赤ちゃんのハイハイをまねして床をはう、体幹を鍛えるトレーニングも行う。一連の研究は自らが被験者になることで説得力も倍増。体育学の博士号を持つ室伏の論文は、畑違いの日本機械学会誌(10年2月号)にも紹介されたほどだ。

 鋼の身体だけではない。6月には東日本大震災被災地を訪問。中学生らとのリレーなどで笑顔を届けた。大会直前にそのうちの一つ、石巻市立門脇中の生徒から応援メッセージ入りの日の丸が届いた。室伏はそれを選手村の自室に張って闘志を奮い立たせ、この日の観客席にも掲げられた。

 「震災の町を訪れて、そういうみなさんの思いを乗せて投げた。多くの人に支えられてここまできた。最高の恩返しになったと思う」

 大会初日にはもう一つの日本の看板種目、女子マラソンが惨敗。チームに暗い影が落ちかけていたが、日本にもチームにも元気をもたらした。

 04年アテネ五輪は大会後のドーピング違反発覚による繰り上げ金メダル。今大会が世界大会での初めての表彰台の頂点となり、直立不動で君が代を聞いた。今大会の優勝で4大会連続となるロンドン五輪切符も獲得し、2度目の五輪王者への期待もかかる。

 「なかなかメダルを直接もらうことがなかったので、よかった。それより日本のみなさんに喜んでもらえたことがよかった。今はとりあえずロンドン五輪を目標にやっていきたい」

 来夏の五輪は競技人生の集大成。“世界の鉄人”室伏の生きざま、戦いざまは日本の勇気と元気のみなもとになる。(山田貴史)

(紙面から)

http://www.sanspo.com/sports/news/110830/spg1108300506015-n2.htm