虚無純粋なものに触れると、自分の雑味が嫌になる。目を閉じては生きていけなくて、いろんなものを見てきたけど、汚れない強さなんて持ち合わせてなくて。拒否したいものの粒子まで、皮膚から滲んで入ってくるんだ。どうか涙と一緒に、出ていけばいいのに。その分の自分が穴ボコでも、虚無で埋めて、ツギハギで生きよう。壊れてしまうまでの繰り返し。綺麗だったお人形はどこ?たぶんもう消えてしまう。汚れを全部、透明に変えて。