「フィリピンの 夜明けは もう近い」。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 フィリピンで『ボルテスV』の実写版リメイク映画『Voltes V Legacy』が19日より公開されました。つべでトレーラーが公開されているのですが、その力の入れようがハンパ無ェ…

 しかも、この後に全80話ものTV放映が控えてるそうで…どんだけ好きなんだよ

 

 日本では、むしろ前番組の『コン・バトラーV』の方が有名ですが、日本で放映された翌年の1978年にフィリピンで放映された時は、それまでアニメと言えばアメリカ製の物しか無かった事もあって、衝撃を以て迎え入れられました。時のマルコス政権によって、最終話直前で打ち切られてしまいましたが、その理由は「内容が暴力的だから」という物でした。一説には、ボアザン星における革命というストーリーが、当時の独裁的なマルコス大統領の逆鱗に触れた為だと言われています。しかし、エドゥサ革命によってそのマルコス政権が倒れた後になってから放映が再開されるようになった時には、その熱狂的なブームも冷めてしまってました…

 1999年に再放送された事に伴ってリバイバルブームが起き、主題歌『ボルテスVの歌』を歌ったミッチこと堀江美都子が訪比した時は国賓並みの待遇を受けたり、安倍首相夫妻が訪比した時も、現地の若者たちはEDテーマの『父をもとめて』を唄って迎えたそうです…。のみならず、当地のサッカーチームの名前にも「ボルテス」の名前が用いられたりした程です。数年前、DX超合金魂でボルテスVが発売された時も、フィリピンの人達はこぞって買い漁った事でしょうね…。

 日本では、長浜三部作の第2作として、アニメファンの間でその重厚なストーリーが話題となったり、美形ライバルキャラプリンス・ハイネルが今で言う腐女子の間で人気となったりしましたが、このフィリピン程の熱狂的なブームとなるには至りませんでした。

 かく言う私も、幼少時にコン・バトラーVのTOYを親にねだって買ってもらおうとしたら、既に店頭ではボルテスVに置き換わっていたのでそっちを買ってもらったのですが、そのパンチを発射して遊んでいたら、ストーブの中に飛び込んでしまったという目に遭いましたっけ…。

 

 現在、アジアでは『ガンダム』シリーズが日本国内と変わらず大人気ですが(おかげで転売屋跳梁跋扈してもいますが…)、フランスやイタリア、中東ではむしろ『グレンダイザー』が大人気だったりイタリアでは何故かメガロマン』も大人気でブラジルでは『ジャスピオン』がヒットしてたりサウジアラビアでは皇太子のオイルマネーにより『アイゼンボーグ』がリメイクされたりと、何がウケるか分かったモンじゃありませんね…