三菱重工/三菱航空機で開発中だった、かつて「MRJ」と呼ばれていたスペースジェットが、開発を断念する事になってしまいました…。
アメリカの航空型式証明が取得出来なかった事が主な原因だと言われていますが、その他にも、ライバルメーカーと目されていたエンブラエルを「所詮実績の無いブラジルのメーカー」だと侮っていた為だとも言われています。ブラジルのメーカーとはいえ、あのハインケル社の技術者が立ち上げた、実質的にはドイツ製の機体だったのですから。
最近になって、日本の次期戦闘機が、技術実証機のX-2を開発したにもかかわらず、いつの間にかトーネードよろしくイギリスやイタリアとの共同開発になったと聞いて驚きましたが、やはり現在の日本には、戦前のような航空機の開発能力が失われてしまったのでしょうか。戦後、GHQ(またか)は日本の航空活動を7年にわたって禁止しましたが、その7年間の世界における航空技術の発展は凄まじく(ジェット機の発達がいい例です)、日本は完全に取り残されるハメになってしまいました…。アメ公! おまえらのくだらない航空活動禁止令は、これを狙っていたのなら、予想以上の効果をあげたぞッ!