高齢者住宅の取材の一環で

都内の無料・低額宿泊所を見学してきました。


宿泊所とは生活困窮者の社会復帰を

目的としている第2種社会福祉事業で

都知事に指定を受けなくては開設できません。

都内でも増えてきています。


法律の枠組みが良く分かりませんでしたが

実際この施設内では、介護サービス、

食事提供がされていたので

有料老人ホームと実態は変わらない印象でした。

ただ利用対象者年齢が50歳以上とされていたので

老人ホームという扱いではないのかもしれません。

賃貸契約という点でも住宅扱いなんでしょう。


高齢者住宅はこの辺りが何とも分かりにくい

住み分けになっています。


しかし居室を見て驚きました。

6畳程度のスペースにベッドが4台。

4人部屋をカーテンでのみ仕切る・・・

プライバシーが全くないのです。


火災対策も十分ではなく

スプリンクラーは未設置とのことでした。

見た感じわかりやすい所に

消化器などもありませんし、

ベッドの上は新聞や衣類が散乱し

出火しやすいようにも感じました。


喫煙スペースは分けてありましたが

居室で吸ってしまう人もいるそうです。

たまゆらの教訓が全く活かされていないので

都、経営者はどう考えているのだろうと

不安になりました。


住宅は来年度の改正の一つのポイントです。

もう少し勉強しなくてはならないと感じました。



西谷

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