昨日の新聞でざっくりした素案が出されましたね。
時間帯問わずこれまで20分以上だった
短時間訪問介護を10分程度でも算定できるようにするとか。
現状、少しの手助けで事足りる方には便利かもしれません
例えば服薬介助だとか、移乗介助、デイの送迎など
これまでは20分という制約があったから、
少々強引なプランにならざるを得ないケースを
何度も見てきました。20分の制約があるから送迎介助をあきらめ
デイの利用につなげられなかった方もいます。
こういう方には柔軟で暮らしやすいサービスになることでしょう。
また、費用は2回まで定額制にして3回目からは別料金との案。
定額制については今の介護予防でも導入されていますが
利用料、サービス量が非常に曖昧で
無駄が多いという印象がぬぐえません。
予防通所介護についていえば、
要支援2の場合2回程度利用できますが、
1回の利用でも同じ料金で月約46,000円。
もっと言えば、体調不良等でお休みし、
月1回しか利用しなかった場合でも月46,000円・・・・
予防訪問介護でも週1回程度で月約13,000円。
サービス時間は1~1.5時間程度。
予防通所と同じように体調不良等で月1回利用であっても
同じ料金がかかってしまうんです。
また、事業所にしてみれば、できるだけ1.5時間のサービスは
避けて通りたくなる心理が働きます・・・。
曖昧な設定は柔軟に利用できる半面、
このように無駄も発生していることも事実かと。
また、別の記事で会計検査院によると
夜間対応型訪問介護の需要の見誤りで
国の交付金が16億円無駄になっているとのこと。
設置した機械の3割しか実利用者が集まっていないそうです。
オペレーションセンターの20事業所が休止。
13事業所が廃止・・・・。
補助金で購入した機械が、倉庫に眠っているとか
夜間の訪問介護については今後も課題が残りそうですね。
関心を持って見守っていきます。
西谷