みなさんおはようございます![]()
とうとう入梅ですね
天気に負けず元気にまいりましょう![]()
先日利用者さんのお宅に向かっているときのことです
2年くらい前に亡くなられた方の娘さんが声をかけてくれました
利用者さんが亡くなられてから、道端であってもその娘さんは私と視線をそらすようにすれ違って行きました。なにか悪いことをしたかなぁとずっと気になっていました
その娘さんは「向笠さんを見ると、母のことを思い出して辛くなってわざと避けていました」とお話しです![]()
「やっと母親のことを受け入れられて最近楽になってきました」と笑顔が見られています
入院中にその方のお母さんは食事が摂れにくくなり医師から胃ろうを勧められましたが、ご本人とご家族は拒否され、その他の延命処置も同様に受けないと覚悟を決めて在宅に復帰されました。
お母さん思いのその方は一生懸命介護をされ在宅復帰後は順調に過ごされていましたが、年齢とともに食事が摂れなくなり最後は自宅で家族全員に見守られながら老衰で亡くなりました。
在宅復帰後も何度か延命などについて主治医の先生と話をしましたが、自然な状態で最後を迎えたいとのご希望で私たちも支援を続けました。
しかし、いざお母さんの最後の瞬間を目の当たりにした時に、子供のころの思い出や大変である最近の介護のことまでを思い出し延命を希望しておけば良かったのかと葛藤があったとお話でした
とても母親思いの方でしたので、それらの思いは人一倍でしょう
延命については医療や福祉の知識があまりない状態で家族は選択を迫られます
特に、急変時などは急いで答えを出さなければなりません
私はまだそのような経験をしたことがないのですが、家族の気持ちを考えるといたたたまれないですね![]()
延命についてはいろいろと議論があり、とても考えさせられてしまいますね
私たちとしてはご本人や家族の方の思いを受け止めて様々な専門家と思案して支援をしていくということです
その娘さんは母親の死を受け入れるのに長い時間がかかったようです。
ケアマネはお亡くなりになった後の支援がないことがほとんどです。
道端でお会いすれば立ち話をしたりして、沈んでいるようでしたら傾聴したり、励ませられれば励ましたりします
人の死だけでなく、様々なことにそれぞれの人の受け止め方は当然違います
私はご本人・ご家族の希望通り自宅で自然な形で見守られながら亡くなって、みなさん幸せだったのかなと思っておりましたが違ったようです
安易に考えてしまっていたようですね
人の気持ちをうかがい知ることは難しいですが、少しでも近づく努力をしないとですね
勉強になりました![]()
むかさ