『色んなプチ裏話』〜3年間マンゲキに勤務した元スタッフが暴露！〜

お疲れ様です！

兵庫県出身26歳。

よしもと漫才劇場に勤務していた元スタッフの赤井と申します。

この度、新卒で入社し3年4ヶ月の間勤務させて頂いたよしもとを退職することになりました。

その内の丸3年間を『よしもと漫才劇場』で過ごし、想いが溢れているので、

劇場・芸人さん・劇場を支えてくださっている皆様に感謝をお伝えしたく、

振り返りも含めてこの場をお借りします。

（学生時代どうしても国語だけは成績が悪かったこともあり、

文章力に自信がありません…、ですが気持ちを込めていますので、

親戚の若造がおデコにタオルを巻いて、

読書感想文を書いている姿をイメージしながら読んでいただけると幸いです…）

❶ライブでのプチ裏話

❷舞台以外でのプチ裏話

＜最後に＞

それでは行きましょう！

❶ライブでのプチ裏話

約3000本のライブを舞台袖からお手伝いさせて頂いたのですが、漫才劇場では毎日多種多様なライブが開催されています。その一つ一つが最高のライブで、頻繁に使うと疑わしくなってしまうのですが、“神回”が頻発しております。

●衝撃的なオープニング

2020年の年末に開催されたマンゲキメンバー総出演の『もっともっともーーーっとマンゲキ大晦日大祭典2020』のイベント制作を進める中で、ラニーノーズ山田さんに開会宣言ならぬ漫才劇場劇歌独唱を依頼しました。バンドマンでもある山田さんが、漫才劇場のこれまでの栄光をオリジナルリズムに乗せて歌い上げる姿が美しくも面白く最高の2分半でした。7時間の大イベントのオープニングということもあり、スタッフも芸人も大注目で、綺麗に始まった…!と思いきや、そこから1分間まさかのハカ風のオリジナルダンス。スタッフも芸人もお客さんも裏切ったこの1分間は予定には無かったシナリオでしたが、いい意味で静観して見入ってしまい、終わると同時に大爆笑。細身でスタイル良く歌が持ち味の山田さんが、ハカ風の全身無言ダンス。いつでも簡単にその映像を思い浮かべることができます。このイベント前日に、先輩のツートライブ周平魂さん・ダブルアートタグさん・守谷日和さんに相談した結果こうなったようです笑。やはり大イベントには衝撃的なシーンが必ず入ってきますね。次そんな所が観られるかもしれないのは9月12日(日)『もっともっともーーーっとマンゲキろくでなしの日』ですかね。お見逃しなくです。

●悪魔のMC

ネタ以外でも芸人さんの独自性が感じられる芸人主催企画ライブと言うものがあります。冒頭でも触れました『神回』が特に頻発しやすいのがこの芸人主催企画ライブだと思います。その中でもダブルアートさん主催の企画ライブは、過激なものが多く刺激的な部分があるため、本番前には「出たくない！」と仰る出演者も多いです（笑）。ですが、ライブ終了後にはいつも大爆笑しながら出演者が舞台から戻ってこられるので、開演前から終演後のギャップは、スタッフしか見ることができないシークレットな見所です。舞台上で真べぇさんが仰っていた言葉をお借りしますが、「タグがキレキレにMCをしている時は、まるで昭和の名司会者」になるので、そこも楽しみの一つです（笑）。ある日の『ダブルアートのLet's enjoy Live』にてマンゲキに悪魔のMCが爆誕した時の写真を最後に添えさせて頂きます。

●スタッフ生活で1番長く感じた10分間

自粛に伴う劇場閉鎖期間の2020年3月〜4月によしもと漫才劇場公式YouTubeチャンネルで生配信していた『マンゲキチャンネル』＃20にて、当時マンゲキに所属していたトット桑原さんがビリビリペンを押す押さない問題で過ごした10分は3年間のスタッフ生活で一番体感時間が長く冷や汗をかきました。5分程度のコーナーだった為、途中までは出演者全員楽しんでいましたが、配信時間の限りもあった為、“巻き”の合図をスタッフが出し始めてから桑原さん以外の出演者が本気で“早くして感”を出すところが見所です。今振り返ると面白すぎて何度も見てしまいます。この期間のマンゲキメンバーはまだ無観客ということに慣れていないこともあったのか、芸人さん同士を笑かしあう姿が沢山見ることができますので、見たことがある方もそうでない方も『マンゲキチャンネル』をもう一度チェックしてみてください。お腹が捩れるほど笑えます。

《引用：https://www.youtube.com/watch?v=TZ64HSIsoZY》

❷舞台以外でのプチ裏話

どのライブでも芸人さんのパワーにはいつも最高のエネルギーを頂くのですが、舞台以外でも芸人さんのお笑い愛を感じることがありました。

●思わぬコピペ

単独ライブが近づくに比例して、ネタ合わせなど行う為にその芸人さんは劇場に滞在する時間が長くなったりするのですが、単独ライブを高頻度で開催されているネイビーズアフロさんは必然的に劇場にいらっしゃることが多く、ネタ作りに対する姿勢はどの芸人さんも一目置いています。ただみながわさんはそんなこと関係なく、劇場愛ゆえに劇場にいらっしゃることが多いので少しストレスでした…。悪く言ってしまったので、みながわさんの素敵な面もご紹介。新入社員の時にまだ誰も私の誕生日を知るわけもないのに、どこかで耳にしたはじりさんが、私が不在のデスクに午後の紅茶と「ハッピーバースデー」のメッセージを置いて下さっていました。初めて芸人さんに誕生日を祝って頂いたので一生忘れない思い出です。その話をどこかで耳にしたみながわさんが、私が不在のデスクに午後の紅茶と「ハッピーバースデー」のメッセージを置いて下さっていました。…嬉しかったです＾＾

●終演後のサプライズ

2021年6月に『漫才劇場大好き芸人』というマンゲキメンバーがマンゲキ愛についてトークするイベントがありました。ゲストにマンゲキ住みます芸人の藤崎マーケットトキさんを迎え、ニッポンの社長ケツさんのガチ恋の暴露があったりなど、大盛況でイベントが終了しました。そしてイベント終了後に、楽屋に呼ばれ向かってみると出演者とイベント内容を一緒に考えて下さった構成作家の方が待っていました…。退職することはお伝えしていたのですが、まさかのサプライズに大興奮。マンゲキメンバーの写真と寄せ書き入りのプレゼントを頂いたのですが、マユリカ中谷さんのメッセージだけ無く…（笑）。タイミングが合わず書きそびれてしまったようですが、そういう所も中谷さんらしくて、皆さんにいじられている様子も微笑ましかったです。その後も出演者は楽屋でマンゲキ話を沢山されたようで、1日を通してマンゲキ芸人のマンゲキ愛を痛感しました。

※撮影時のみマスクを外しています

他にも、

・楽屋の盛り上がりの声だけで劇場番長見取り図盛山さんが劇場入りしたことを確認できる

・いたずらには必ずコウテイ下田さんが絡んでいる

・顔を見る前に荷物の多さでニッポンの社長ケツさんだと分かる

・ゆりやんレトリィバァさんは舞台裏でも呼吸をするようにボケられる

・令和喜多みな実河野さんはどこでも回しているのでMC用のマイクをプライベートでも持ち歩いている説がある

・濱田祐太郎さんが千日前を自転車で立ち漕ぎしていた情報は聞きすぎて真実味を帯び始めている（出所はトキさん）

・ヘンダーソン中村さんに挨拶をすると「おはよう、おはよう、ごめんな、ありがとう」と人の良さが滲み出る

などプチ裏話は挙げれば沢山出てきます（笑）。

これはスタッフの特権！と感じたのは、”舞台でも舞台裏でも、毎日どこでも面白い”を感じることができることです。

マンゲキに来てから帰るまでずっと笑っているので、いい意味で口角が激務です。口角が激務？スルーしましょう。

＜最後に＞

「よしもと漫才劇場」は、大阪から一流の芸人を輩出する為に設けられたよしもと常設劇場なので、ずっと劇場で同じ芸人さんを見られるわけではありません。その芸人さんの今しか無い瞬間を体験しに劇場へ足を運んでみてください。昨今の状況もあり行けない場合もあると思いますので、その場合は有料配信を行っているイベント視聴や漫才劇場の公式SNSチェックもオススメです。

最後に好きな言葉を、

「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」

日々大変なことやうまくいかないこと、色んなことがあると思います。

そんな時は、よしもとのお笑いに触れ、漫才劇場に触れ、笑って楽しんで過ごして頂けたらと思います。

私も違う視点にはなりますが、引き続きそうさせて頂きます(勝手にしろよ！とか言わないでくださいね、、メンタル弱いので泣)

ではまたどこかで