「マンゲキ芸人リレーコラム」第131回タレンチコバタ編

このブログ企画では、よしもと漫才劇場所属の芸人さんに

リレー形式でコラムを書いていただきます！

前回の芸人さんのコラムの中からテーマとなるキーワードを抜き出し、

自由に書いていただきます。

前回の担当者は、エンペラーにしやまでした！

Q:にしやまが前回のコラム内であげた

親が子の名付けをする際、願いを込めすぎて

ちょっと恐ろしくなってしまった名前とは？

①武史(たけし)

②雅史(まさし)

③真清心愛丈康(まきよごころあいじょうこう)

答えは、③真清心愛丈康(まきよごころあいじょうこう)

でした！

詳しくは、にしやまのコラム本文を

ご確認ください笑

そして今回の担当者は…

タレンチコバタ

前回の担当者、エンペラーにしやまの

コラムから選んだテーマは、、

「親」

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実は私タレンチコバタは皆様に黙っておりましたが、親でございます。
親といっても皆様が連想される人の親ではございません。
たくさんのギャグの親でございます。
そう、私は我が子の様に可愛がっているギャグをこの世にいくつも産み落としているのです。
腹ではなく、頭や時には関節を痛めたりして。

その数は数千個。
ししゃもじゃないんだからって隣の奥さんも言ってくださるかしら。
数千も子供がいればどんな性格だったか名前や顔も思い出せない子もいます。
でも産み落とした時は確かに可愛かったのです。

ギャグだって歳を取れば老いてゆき旬を過ぎ面白く無くなって行く子もいます。

でも時間が経ってから味が出てくる子だって居るのです。

人と同じなんです。

親が子供に服や靴を選んであげる様に、私はギャグという我が子に

シチュエーションやトーンを選んであげて、我が子に恥をかかせないように

皆様に可愛がっていただける様におめかししてあげるのです。

そんな可愛い我が子達も舞台からは泣いて帰ってくる事がほとんどです。
着せてあげた服には穴があき靴紐はほどけ、ノートの片隅にちっちゃくうずくまってる。
「どうして皆んなと仲良くできなかったの？」
と聞くと
「所詮ギャグだから」
「ギャグなんて滑るのがあたりまえ」
「なんかうるさくて脂っこくてしんどい」
って皆んなが言うんですって。

こんな可愛い子たちなのに。。
中にはこっちに笑顔で微笑んでくれる人もいる。
でも周りの空気を見て必死に笑顔を揉み消してる。
僕達はみんなと仲良くしたいだけなのに
みんなを笑顔にしたいだけなのに。。

私が言いたかった事は僕たちギャガーを見たら何も考えず
「笑って欲しい」

あいつらバカだなって
「笑って欲しい」

なにやってんだって
「笑って欲しい」

ギャガー達は今日もどこかで可愛い我が子達を産み落としている事でしょう。
子供のような笑顔で。

皆んなが笑顔でいれますように。
生きてるだけでさっちさち。

タレンチ　コバタ