「マンゲキ芸人リレーコラム」第92回丸亀じゃんご北村編

このブログ企画では、よしもと漫才劇場所属の芸人さんに

リレー形式でコラムを書いていただきます！

前回の芸人さんのコラムの中からテーマとなるキーワードを抜き出し、

自由に書いていただきます。

前回の担当者は、ネイビーズアフロ　はじりでした！

♪渡辺くんが結婚式で背負っていた

大剣の名前はなんでしょう？

①エクスカリバー

②聖剣ジャスティス

③紅蓮刀

答えは、

①エクスカリバー

そして今回の担当者は…

丸亀じゃんご　北村

芸歴7年目にして、しゃべくり話芸準優勝の実力者です

前回の担当者、ネイビーズアフロはじりのコラムから選んだテーマは、、

「京都」

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みなさんどうも、北村です。

丸亀じゃんごの角刈りじゃない方です。不健康な太り方してる方です。

僕は生まれは大阪なのですが、人生の大半を京都で過ごしてきた、自称京都人です。

そんな僕が京都愛に目覚めた、そんな瞬間のお話をしましょう。

我々丸亀じゃんごはかつて、香川県の丸亀市で住みます芸人をさせて頂いておりました。
昔からサッカーが大好きな僕は、住みます芸人就任時、

丸亀市が本拠地のサッカーチームであるカマタマーレ讃岐さんと

お仕事をすることを目標の１つに掲げていました。
ただ全くカマタマーレさんとのお仕事は無く、なかなかその目標を

叶えることが出来ずにいたのですが、

このまま丸亀での活動を終えるわけにはいかないと、

カマタマーレ讃岐さんの情報を学んだり、

実際にスタジアムに応援に行ったりを繰り返しておりました。

そんな中、僕が昔から応援している京都のチーム、

京都サンガF.C.との試合が丸亀で行われる事がありました。

カマタマーレを応援する日々は過ごしていたのですが、

やはり昔から応援している京都サンガを捨てるわけにはいかないと、

その日は断腸の思いで京都サポーター席で応援することにしました。
するとどうでしょう。心の中にフツフツと京都への熱い想いが沸いてくることに気付きました。
そうだ、丸亀で何か仕事の成果を残さねばと躍起になっていたけど、

それはやはり違ったんじゃないか。今こうやって京都サンガを応援していると、

決して負けるな、京都を舐めるなよ皆の衆、という気持ちになっているじゃないか。

やはり僕には京都の血が、サンガカラーの紫の血が流れているじゃないか、

と感じたのです。

もちろん間違いなく讃岐の事も応援しているのですが、

やはりトップは京都だと、京都愛に溢れてるんだと僕は気づいたのです。

それからというもの、僕はカマタマーレ讃岐に媚を売ることをやめました。

あくまで1番応援してるのは京都だよ、ただその次に讃岐のことも、

もちろん応援しているよ、よかったらよろしくねスタイルに変えました。

そして住みます芸人期間が終了。

そして大阪に戻って数ヶ月。なんと、カマタマーレ讃岐さんとのお仕事が決まったのです。

住みます芸人期間が終わってからではあったものの、

やっと念願叶ってお仕事ができることになったのです。

身の丈にあった応援の仕方が身を結んだのです。
お仕事当日は、それはそれは目一杯楽しくやらせて頂きました。

クラブの広報の方ともお話させて頂き、

どうやらこれはまた呼んで頂ける機会もありそうだなとなりました。
最高の気分でした。

それから数ヶ月後、また丸亀でカマタマーレ讃岐と

京都サンガの試合が行われる事がありました。
京都愛に目覚めている僕は、丸亀まで京都を応援しにいきました。

たださすがに大っぴらにし過ぎるのもよくない、

静かに過ごそうと思っていたのですが、京都サポーター席入場口に近づくと、

そこにはたくさんの京都サポーター。

これはもう大丈夫だろうと、サポーター仲間たちと談笑しながら

ユニフォーム姿に着替えていると、後ろから声がしました。

『北村さん？？』

誰だろうと思い振り向くと、あのカマタマーレ讃岐の広報の方でした。

『北村さん、その格好、、』

と言われ、引き攣る広報の方の顔。

まずいと思い、咄嗟に言いました。

「また呼んでくださいね！」

すると

『いやその格好でいわれてもね、、、』

そして消え去る広報さん。

あれから３年、二度とカマタマーレ讃岐さんのお仕事に呼ばれることはありませんでした。
京都愛どうこうじゃなく、どうやら僕はすごくアホだったようです。

ということで、京都サンガとカマタマーレ讃岐、みなさんぜひ応援してください。