町娘の幼なじみの男子がいました。
町娘は、自分の国の王子様の事が好きでした。
だけど、ある日
周りの男子たちが、
町娘が幼なじみの男子の事を好きなんだと勘違いして、
その噂を広めていきました。
小さ な国なので、噂は国全体に広まりました。
あるとき、王子様の耳に町娘と幼なじみの男子が恋人同士だという、嘘の噂が耳に入りました。
何も知らない王子様は、町娘と幼なじみの男子を王宮に呼んで、
噂になるほどの仲とは羨ましい。
これからも二人で仲良くな。
と、言いました。
町娘はとてもショックを受けましたが、
すぐに訂正の言葉を言いました。
そして、本当に好きなのは王子様だと、ハッキリ告白しました。
だけど、町娘はフラれてしまいました。
王子様には婚約者がいたからです。
★おしまい★
「おはよう。秋保ちゃん!」
「おはよう!秋保ちゃん!」
「おはようっっ」
朝、登校してから
皆私に好かれようと必死で挨拶してくる。
「おはよう。みんな。今日もいい天気だね」
そう言っただけでも、皆、話に乗ってくる。
「お天気予報に書いてた通りですね」
「いい天気だと気分もいいですね!」
「今日は外でテニスができますね」
私の周りには、女子が群がって正直うざい。
暑苦しい。
教室にやっと入れた・・・・・と思うと・・・・・・・・・・。
「秋保ちゃん!!見てくださいよ!!これ!!」
私は下の方に向いた。
そこには、びっしゃびしゃの椎奈がへたりこんでいた。
「う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っひっく・・・・・・・・・・・・・」
「おはよう。椎奈ちゃん?」
「う・・・・・・おはよ・・・・・・ぅ」
バンッッ!!
誰かが椎奈の頬をぶった。
「秋保ちゃんは当たりクジを引いたおかたなんだよ!!
おはようなんて気安くいうな!!!」
周りから、そーだそーだ!!
という声が聞こえてくる。
あぁ・・・・・・・・・・・。
なんて・・・・・・・・・
なんて・・・・・・・・・・・・・・・・・
愉快なの・・・・・・・・・・
これだからやめられなくなるのよね・・・・・・・
「椎奈ちゃんは、私の言う事・・・・・・・・・・・何でも聞いてくれるよね?
ね?しいなちゃぁん?」
椎奈は横になってうずくまったまま、動かない。
「聞こえているなら答えなさいよっっ!!!
皆っっ!!命令よ!!
椎奈を・・・・・・・・放課後・・・・・・・・
痛めつけるわよ」
私は 雨宮 椎奈。
このお嬢様学校に入学できたなんて夢みたい♡
って浮かれている私。
今は、自己紹介の時間なんだ!!
皆、すらすら言えててすごいなぁ・・・・・・・・・。
「次は・・・・・・・雨宮 椎奈さん!」
「はい」
あぁ・・・・・・。今の返事変じゃなかったかな・・・・・・??
皆からの視線が怖いなぁ・・・・・・・・。
「雨宮椎奈です。お友達沢山欲しいので、宜しくお願いします」
パチパチパチ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ふぅ~~~~・・・・・・。
やっと私の番終わった・・・・・・・・。
気が抜けてなんだか落ち着けた。
私の6番目くらい後の子・・・・・・・・・・・・・。
「次はー・・・・・・・鈴宮 秋保さん」
「はい」
わぁ・・・・・・・・・・・・・・・。
あの子知ってる・・・・・・・・・・・。
大手グループの社長の娘で、成績もいいし、運動もできて、先生のお気に入りだった・・・・・・・・・・・。
なんと言っても!!
スタイルと顔だね!!!
私とは大違い・・・・・・・・・・・。
自己紹介を終えた後の笑顔は皆をとりこにさせた。
天使みたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そう思った。
それから、休み時間に先輩が来てくれて、いろいろ説明してくれるって先生が軽く説明した。
そして、休み時間の時に聞いた先輩の話で
全てが変わっていった。
クジを1年1組も引くようになったのだ。
どうかあたりませんように
あたりませんように
あたりませんように・・・・・・・・・・・。
ずっと願っていた。
そして、当たりクジは鈴宮 秋保ちゃんに行った。
秋保ちゃんは性格もいいっていうので有名だし・・・・・。
天使なら何もしないよね!!
そして、私の番 が 来てしまった。
心臓の音が五月蝿い。
私は箱の中に手を入れて、中を探った。
これっっ!!!
おそるおそる
奥の方で開けてみた。
残念ながら、あなた様がいじめられる方です。
一ヶ月頑張ってください。
全ての歯車が
狂って
狂って
狂って
「いやあああぁああああああっっっ!!!!!」
今消えられたら、
どんなに幸せだったかな・・・・・・・・・・。
天使は悪魔に変わり果て、
私の味方なんて誰一人いない。
その日の夜は、
眠れなかった。
嘘だ・・・・・・・・・・・
嘘だ!!!!
私が当たりクジを引くなんて!!!!
なんて強運をもっているの!??
私が命令できる・・・・・。
という優越感にひたっていた。
皆が私より下・・・・・・・・・・??
これはいいスタートを切ってるんじゃない???!!!!
いきなり張り詰めた空気が、どよめきでかき消された。
奥の方で泣きながらうつむいている女子。
一人で隅っこでブツブツ言っている。
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ・・・・・・・・・・・・・」
「こんなの嘘だぁあああああああぁああああああっっ!!!」
さっきまで優雅にすましていたとは思えない絶叫。発狂。
「かわいそうに・・・・・・・・・・・・・」
「私にならなくてよかったぁ」
「あーーあ・・・」
皆口々に言う。
一人奥の方でがたがた震えている。
私の奴隷。
その奴隷の名は・・・・・・・・・・・・・・
雨宮 椎奈 (あまみや しいな)
私は皆に見えないようにクスッと小さく笑った。
これほどない優越感だった。
テストで100点とった時よりも。
お父様に誉められたときよりも。
ずっとずっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
嬉しい・・・・・・・。
「椎奈ちゃん・・・・?」
私はワザト、やさしい声で言った。
「椎奈ちゃんが私の奴隷になってくれるなんてうれしいな♡
一ヶ月よろしくね?
し・い・な・ちゃ・ん♡」
「いやあああぁああああぁあっっっ!!!」
椎奈の声が、教室中に響いた。
これから楽しくなりそーね??
「皆さん!まずは自己紹介からはじめましょうか!じゃあ・・・・」
最悪・・・・・・。
あ、私鈴宮秋保 (すずみや あきほ)
今日中学生になったばかり。
この女子中学はなかなかのお嬢様学校で有名で、
私は、親の為に頑張って受験して、受かって
入学した。
仲のよかったさっちゃんとゆっちゃんと離れてしまった。
私の親はお金持ちで、
有名なグループの社長の娘だから、
ちゃんと
エリートでいるしかないから・・・・・・・・・・・・・。
「次は、鈴宮 秋保さん!」
「はい」
営業スマイルなんてなれたもの。
だってお父様のパーティでよく笑うもの。
「天川小学校から来ました。
鈴宮 秋保です。
トモダチいっぱい欲しいので、皆仲良くしてくださいね(にこっ)」
おぉ~~~~~~~~!!
パチパチパチパチ・・・・・・・・・・・・・・・
私がお父様の娘じゃなかったら、
私のお父様が大手グループの社長じゃなかったら、
拍手なんて小さいんだろうな・・・・・・・。
そんなことを思いながら、自分の席へと戻る。
私で自己紹介は終わりだった。
「えぇ~~と。皆まだ分からない事が多いと思うから、
先輩が休み時間に来てくれて、いろいろ教えてくれるからね~~」
「は~~い」
なんとなくの日常が、
こんなくずみたいに思える日が来たのは、休み時間がきて、先輩からあのことをきくまでのことだった。
クジでいじめる人を決める・・・・というゲーム。
先生はこのことを知らないらしく、
ただたんにこの学校は、エリート学校ならしい。
そして
私たちも、
クジを引く事になった。
先輩はこういっていた。
「赤い紙はいじめられる人。ピンクの紙は命令できる・・・・つまり当たりね。」
「-秋保ちゃん。つぎ秋保ちゃんが引く番だよ」
「うん・・・・・・・・・・・・・・・。」
おそるおそる手をいれて、紙を探る。
そして一枚を取り出した。
そ・・・・・・・っと開いた紙に書いていたのはー・・・・・・。
おめでとうございます。
あなたが当たりです。
ーと、書かれていた・・・・・・・・・。









