くさい芝居が上手になった夫 | 人生の酸いも甘いも噛みしめてしみじみ語る夕暮れのカフェ

人生の酸いも甘いも噛みしめてしみじみ語る夕暮れのカフェ

波風の多かった人生もようやく穏やかになりつつあります。そんな来し方を振り返りながら、暮れていく日々が少しでも豊かになるように、ささやかな日常を綴ります。カフェの片隅で、人生の大波小波、喜怒哀楽、人情の機微など語りませんか。時には毒も吐きましょう。

ジェントルメンな夫ではありますが、いくつか欠点がないわけではありません。

 

 

その一つが、食事中に袖をご飯やおかずの上に突っ込むことです。

 

 

夫の袖がご飯やおかずに触れそうになるたび、私は

 

 

「あぁぁっ!」

 

 

と声が出てしまいますが、夫は

 

 

「そんな細かいことをいちいち気にされると、息が詰まりそうです」

 

 

と不機嫌になるので、知らぬふりをすることにしています。

 

 

めっちゃ不衛生なんですけど、気にしない、気にしない。

 

 

 

 

 

 

ところが、最近はさすがに夫も袖をご飯や納豆に触れさせるのはバッチいと気が付いたようです。

 

 

なので、袖がおかずに触れないよう、大げさに袖を押さえて離れたところにあるお皿に箸を伸ばすようになりました。

 

 

それがね、コントみたいに、いちいちオーバーアクションなんですよ。

 

 

なので、そのたびに二人で大笑いしています。

 

 

はい、まことに和やかな食事風景でございまする。