焦って包丁を飛ばす危険技 | 人生の酸いも甘いも噛みしめてしみじみ語る夕暮れのカフェ

人生の酸いも甘いも噛みしめてしみじみ語る夕暮れのカフェ

波風の多かった人生もようやく穏やかになりつつあります。そんな来し方を振り返りながら、暮れていく日々が少しでも豊かになるように、ささやかな日常を綴ります。カフェの片隅で、人生の大波小波、喜怒哀楽、人情の機微など語りませんか。時には毒も吐きましょう。

急がば回れです。

 

 

焦るとろくなことはありません。

 

 

昨日、夕食後の後片付けのとき、食洗器に早く食器をセットしようとして、ちゃっちゃっちゃっと軽く下洗い。

 

 

その時に、包丁を食洗器の横にぶつけてしまい、その拍子に包丁が宙を舞ってしまいました。

 

 

そして床にドサリと落下。

 

 

幸い怪我はしませんでしたが、冷や汗ものでした。

 

 

やれやれ。

 

 

 

 

ふっと50年近く前のことがよみがえりました。

 

 

学生時代のことです。

 

 

私は1年間、寮生活を経験しました。

 

 

寮生が何班かに分かれて、それぞれで自炊する仕組みでしたよ。

 

 

私の班は8人グループで、交代で8人分の朝食と夕食を担当します。

 

 

料理にも慣れていない、8人分を作るのにも慣れていない。

 

 

四苦八苦の毎日でした。

 

 

でも、半分は遠足気分のような面もあり、けっこう楽しくワイワイやっていましたよ。

 

 

そんなある日、食事当番の私は、まな板の上に包丁を置いたつもりで、うっかり落としてしまいました。

 

 

その包丁が、隣りで料理していた同室の人の足をかすめて切ってしまったんです。

 

 

もう血の気が引きました。

 

 

結果としては、刺さったわけでなく、ちょっとだけかすったので、浅いかすり傷でしたが。

 

 

私は平身低頭謝るしかありませんでした・・・・・

 

 

福島の喜多方の出身の人でしたが、今頃どうしているでしょうかねえ。

 

 

元気で暮らしていることでしょうか。

 

 

あの時は、本当にごめんなさい。