今宵は 長月の満月です。
旧暦では
今年は閏の五月があったので
1か月半くらい遅れて、
今日は、文月十六日。

暦の上では
秋の初め。

今夜の満月はかくれんぼしていますが
こんな素敵な満月を
歌う 小六女子さん。
 

 

携帯電話も スマホもない
万葉時代。
思いあう人と離れ離れになったら
天皇の命令で、いつ帰れるともわからない旅に出たら
どうします?
何か、家族や、大切な人とつながっているという

「縁=よすが」
が必要ですよね!

小六女子さん。
池に映る満月をみていると
お母さんのお顔が浮かんできたそうです。

今週月曜・火曜は
私立の小学校に万葉の出張教室にいってきました。

そこでも素敵な
秋の万葉うた
うたいましたよ~
(続きは、次回へ)
 

 

 


ヒマラヤ山脈の南側。
面積は九州くらい、人口は約75万人の
小さな国ブータン。
1972年に4代国王が
Gross National Happiness
(国民総幸福量:GNH)

を提唱して、一躍有名になりましたね。
「無理な開発をせず
自然環境を大切にし、
人々の暮らしの中にある
伝統文化を守りながら
ゆっくり近代化を進めるという考えの国」

紹介文にありました。
 

 

 

地域ごとに 独自の織物文化が
息づいていて
これは、女性用の衣装(キラ)ですが
刺繍ではなく、「織り」で
文様を作っています。

 

 

こ~んな、複雑な模様も。
1日で1センチしか進まないくらい
根気のいる作業です。

 

 

これは、マフラー。
ひつじの毛で織られたもので
軽くて 暖かいそうです。
もちろん、これも刺繍ではありません。

ブータンのもともとの国語である「ゾンカ語」には
「幸せ」を意味する言葉がないそうです。

ゾンカ語では「セムガェ」

という言葉が、英語のHAPPYのニュアンスに近い
とのことですが、
セム=心、ガエ=心地よい
「心が気持ちいい」状態を幸せというのでしょう。

会場で流されていた
インタビュー画像の中で
いろんな人に「あなたの セムガエは どんなことですか」
と聞いていました。

「子どもの成長を みられること」
「織りものを 織っている時」
「毎日 家族そろってご飯を食べられること」
「仕事が あること」
「周りの人たちのために 祈ること」
「友達に あえること」・・・



2005年の国勢調査で
国民の97%が
「セムガェ=しあわせ」だと回答し、
先進諸国を
あっと驚かせたのは
記憶に新しいところです。
 

 



先の国王は、先進国の経験やモデルを研究し
「経済発展は 南北対立や貧困問題、環境破壊
文化の喪失につながり、
必ずしも、幸せに近づけるとは限らない」
と結論付けたそうです。

その一つとして、国民は、公の場では
民族衣装を身に付けることが義務付けられているとか。
展覧会では
実際に人々が着ている 衣装が展示されていました。

経済的な成長=幸せ という図式が
徐々に破綻していることを
私たちは うっすらと気づき始めています。

「経済成長が高い国や 医療が高度な国
所得や消費が多い国の人々は
本当に、健康でしあわせだろうか。
先進国で うつ病に悩む人が多いのはなぜか。
地球環境を破壊しながら成長を遂げて
豊かな社会が訪れるのか。
ブータンではGNHに基づく
経済発展の手順を公式に決め
政府が具体的な政策を実施している。」


ブータン国立研究所長の
カルマ・ウラさんの言葉です。

小さな国ブータンから
おっきな贈り物をもらった
日曜日の昼下がり…

空気も 心も
まあるくなって家路につきました。
 

 

 

人々の幸せを守ってくれる 
ブータンの神様たち

 

 

 

毎月第1日曜日 近くの
弓弦羽(ゆづるは)神社さんで
万葉ライブ&トークを
楽しんでいます。

毎月1回*岡山と、神戸の定例ライブの他に
ビジネスマン・神主さん・子育て中のママさんまで
歌い続けて 17年 
487回目になりました。

 

 


大学・大学院と学んだ 
万葉集
こんなに息の長~い お付き合いができるとは…

7・8月は、防人の歌 をテーマに
ライブ&トーク。
ちょっと キナ臭い昨今だからこそ
「 自分以外の意志で
自分の人生・命が決められてしまう時代は
断固反対!
万葉集編者の一人の大伴家持さんも
声を大にして、「防人・その家族の立場」の長歌を3つも作り
防人の歌も 98首も万葉集に採用しています。

「防人に 行くは 誰(た)が背(せ)?」と
問う人を 見るが羨(とも)しさ
もの思(も)いもせず」

(4425番歌:詠み人知らず/防人詩)
「防人に、今年行くのは。だれ?」などと
気がるに問う人を、みているだけでも
うらやましくてならない。な~んのモノ思いもしないで…」


そのあと、「あなたにとって しあわせって なに?」と
やさしく 問いかけられた
「ブータン展」へ
行ってきました。

 


(この続きは、また次回…)


 

 

 

過ぎゆく夏の 終わりに
地蔵盆があります。
「楽しかった?」と
子供たちに お地蔵さんが問いかけるような
そんな 素敵な行事。
関西に来るまで、知りませんでした。

8月23・24日になると
あちこちの お地蔵さんに
提灯がかけられ
地元の方々が集まって談笑。

 

一番のご近所は
「柿ノ木地蔵さま」
ここでは、朝から 子供たちに
なんと、お菓子をくださいます。
各地区の大きめのお地蔵さんの前で
地元の方々が
子供たちに お菓子を用意して
待っていてくださるのです。

まさに、日本版 ハローウィン。
子供たちは(小六女子も!)
地域のお地蔵さんをめぐると
持ちきれないほどのお菓子を
いただけます。

今日の午前中に 読書感想文頑張った子供たちも
しっかり、お菓子をもらいましたよ!

 

 

「チョー ラッキー!」
小5男子君、「帰りに いろいろ回ってみよう」と
早く書き終える、原動力にもなりました(笑)


 

 


おうちの前の
小さなお地蔵さんも
ひっそり 華やいでいます。

「夏休み、楽しかった?」
お地蔵さんと 子供たちの素敵な一日。

残り1週間の夏休み・・・
蝉さんたちも
耳をつんざく 大音量から
つくつく法師に 選手交代していますね。

 

 

今週も 素敵な読書感想文が
どしどし
出来上がっています。

推理小説が大好きで
自称「探偵」の小6男子君。
敬愛する江戸川乱歩にするかと思いきや
持ってきたのは『銀河鉄道の夜』

私は、大好きな作家と本ですが
小6男子君との相性は…どうかなあと心配は的中。
「なんで、鳥捕りは、急に消える?」
「そもそも、ジョバンニはなんで はきはきしない?」


推理小説は、整合性が命!
(そうでないと、推理できませんものね)
その観点で読み進めると
「???」が浮かぶのも無理はありません。

「先生、やっぱり、ホームズにすればよかった…」
と、「今更発言」も飛び出す2回目。

でも、ここでも「実体験」が
モノを言います。
コーラス大好きファミリーなので
食いついたところが
遠くから聞こえてきた「ハレルヤ」の合唱に
「ジョバンニと カムパネルラは思わず声を合わせました」
のところ。

「ここは、わかる。僕たちも
知ってる曲を誰かが歌っていたら
すぐ声を合わせるよ♪」


そうそう、そういうところ1か所でもあれば
そこから、ぐ~~~~~んと話は膨らみます。

あとは、お得意の推理で、3枚目を埋めました。
なぜ、いじわるの「ザネリ」は銀河鉄道にのれなかったか。
なぜ、カムパネルラだけが 終着駅(天国)まで行ったのか。
なぜ、ジョバンニは 地上に戻ってきたのか。

じっくり、たっぷり 議論した後は、
すらすら 鉛筆が動いていました。
(さすが、国語未来塾7年生!)

「僕もまだ "ほんとうの幸い”をみつけていないし、
地上での役目も果たしていない。
だから『歓喜の歌』を口ずさみながら、
もう少し、地上の旅を 続けよう!」


この文章で、締めくくりました。
「本は難しかったけど、
読書感想文を考えたり、書くのは楽しかった!」

と、満足気に帰っていきましたよ。

中学生になると、「5枚=2000字」
書かなければなりません。

こなると、あらすじだけでは
どうにも、こうにもなりません。
しかも、私立中学校は
「課題図書」に指定され、自由に本が選べません。

『ホイッパーウィル川の伝説』
「物語」という理由だけで選んだ
中一男子君。

「まったく、共感できない」「長すぎて1回読んだだけ」
「だから、細部まで覚えていない」という三重苦。
でも、「共感できない」ところを
丹念に掘り起こし、「なんで○○なのか」に
こだわり書き進めていきました。

そして、4枚目の後半あたりから
中一男子君の「ケネン(=「守り神」)が降臨。
それは、亡くなったおじいちゃん・おばあちゃんたちへの
思いでした。

「お墓参りした時、手を合わせると、自然に心が安らぐ。
『よく来たなあ。大きくなったなあ。』と
言ってくれている気がする。」


この文が出たとき「いける!」と私は思いました。
あったことはない祖父母に対して
こんな風に思えるのは、
きっと、この本を読んだおかげでしょう。

「岩菅山の 上級登山コースもな
結構 脱落者出たけど、俺は最後まで登れた。
その日は、滋賀のおじいちゃんの法事だったから
ほんとは、そっちに行きたかったんだけどな。」

おじいちゃんが、せなかを押してくれたんじゃない?

こんな会話から、文章がどんどん生まれていくのです。

 

「本」には素敵な力があります。
子供たちの一生にのこる
「素敵な 本との出会い」
国語未来塾は、全力で応援していきます。