毎日のことですが、深夜(というか早朝)に目が覚めてしまいます。
奇跡的にそこから眠れることもありますが、多くの場合再び眠りにつくことは出来ません。
そんな時間からまた酒を飲んだりと、乱れた生活を送っています。
[717]
寝不所宿 暁起乃 朝影尓 屋戸乃物見波 色付来
いねらえず あかときおきの あさかげに やどのものみは いろづきにけり

いねらえず
暁起きの
朝影に
屋戸の物見は
色付きにけり
やめた煙草をまた吸い始めてしまいました。
何にもすることがないし、どんな安定剤よりも一番落ち着きます。
巻1-[617]
吾息波 煙尓立而 久方乃 天尓棚引 雲戸成奴
あがいきは けぶりにたちて ひさかたの あまにたなびく くもとなりぬる
我が息は
煙に立ちて 久方の
天に棚引く
雲となりぬる
東向きのベランダで朝焼けを眺めながら、「あぁ、また憂鬱な一日が始まってしまったのか…」と思いつつ、煙草を吸っているとほんの少しだけ心が落ち着くのです。
忘れられない…
