さいおんくんは妻子がありながら、同僚の若い男子・諒主(よしぬし)くんに恋をしてしまいました。
それは突然降りかかった天災のようなものでした。
さいおんくんはこのどうしていいかわからない心情を、ひたすらつたない古語で『届かない恋の和歌(万葉集調)』にしたためて詠み続けてきました。
それが旧ブログ「ひとり万葉集 巻1」です。
さいおんくんは諒主くんへの恋に思い悩んだ挙句、心身に異常をきたし、仕事を休職することを余儀なくされました。
実質上の退職です。
それは諒主くんと会えなくなることを意味していました。
さいおんくんは「巻1」に諒主くん以外の人への思いを綴りたくなかったので、「巻1」を終了することを決意したのでした。
そしてここに「ひとり万葉集 巻2」がスタートしたのです。
令和3年6月 西園連紫人(さいおんの-むらじ-あやひと)