家族法の変遷 | 万葉コモン行政書士事務所

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午後、家族法の変遷についてお話を聞いてまいりまして

ただ今、いろいろと読み漁っておるところです。

 

美ヲ採リ弊ヲ除クコト

 

さぁ、民法の改正がどうの、家族法も変わると言われています。

 

今の民法は明治に作られたもの、そりゃ開国したての日本と

グローバルな現代とでは全く価値観が違うこともあるでしょう。

 

って、それだけだと思っていたら大違い。

 

 

民法にあってはちょいちょい改正がされていますが

 

おもしろいとおもったのが、庶子の入家です。

 

庶子っていうのは父が認知した非嫡出子のことですが

 

庶子が父の「家」に入る際には、父の配偶者 の同意を必要とするという

改正案が出されたときのことです。

 

 

一人がね、妻の知らない間に庶子が家に入るなんて感じ悪いっていうと

 

別の人は、妻は庶子を嫡子と同じように扱い、庶子も本当の母のようにみる

これぞいい日本でしょうが と唱える。

 

 

またある人は、

大事なのは父の血統をつなぐことなんだから、

父の血筋が入ってくることに対して

父の妻が嫌だとかいうのはおかしいでしょうよ。

 

 

なんて大議論が巻き起こったのだとか。

 

 

結局ね、父の血統というところよりも、一家の平和に

重きを置いた採択がされたようですが

 

嫡出女子と庶子(男子)の家督相続の順位についても

明治では庶子が優先されていましたし

 

 

嫡出子、非嫡出子というところには民法、かなり根深いものを感じます。

 

 

 

平成25年の嫡出子と非嫡出子の相続分を同じにするという改正でも

かなりのバチバチがあって、

 

 

それが夫婦別姓の問題にも絡み、今回の配偶者の相続改正

にもつながっているんだとか。

 

 

民法の歴史は人の喧嘩の歴史

 

 

そういっても過言じゃないのでは、と、思ってしまいました。

 

ガーンガーン