ネパール日記  カトマンズ観光2日目 | Many Happy Child

ネパール日記  カトマンズ観光2日目

9月1日

今日は早起きして、ラジさん、ディパックさん、クマールさん、はまちゃん、かよぽんでお寺と火葬場に行った。

お寺はヒンズー教の人しか入れないとこだったので、私たちは入れなかった。

火葬場に行く途中、黄色い服を着たおばあさんをたくさん見た。

なんだか違和感を感じたのは、こっちに来てからおばあさん集団を見たことがなかったから。

ネパールでは女の人は家の中にいることが多い。

ましてやヒンズー教を心から信じるお年寄りの人はそうなのかもしれない。

あと、ネパールの人の寿命は60才らしい。

だけど、この朝の散歩ではたくさんお年寄りを見た。

火葬場の近くに2つも大きな老人ホームがあったから。

ネパールでは老人ホームに入ることは屈辱らしい。

誰にも面倒を見てもらえない老人が仕方なく来る。

そんな老人ホームが火葬場の近くにある。

なんだか悲しかった。

老人は死を近くに感じずにはいられないだろう。

死体の灰を流す川では子どもたちが無邪気に水遊びをしていた。

そうやっていろいろ考えながら川の脇に目をやると、亡くなったおばあさんが足だけ水につけて置かれていた。

なんだか目が離せなかった。

おばあさんはどんな思いで人生を終えてここで眠っているんだろう。

なんだか涙が溢れそうだった。

おばあさんが安らかに眠れますようにと願いをこめた。

普段亡くなった人を見ない日本人の私だからなんだか戸惑ったのかもしれない。

ヒンズー教は死を身近に感じ、別に何か特別に感じてる人たちじゃない。

亡くなった人の横で普通に遊ぶ子どもたち。

やっぱネパールは全然違うな。

ディパックさんは、神を信仰するのは良いけど、それによって人を差別するのは絶対あってはいけないことだと言う。

ほんとにその通りだ。

ネパールは神を絶対的に信じるお年寄り世代とそうではなくなってきている若者世代とのジェネレーションギャップがとても大きいらしい。

きっとこの何十年でネパールは変わるんだろうなと思った。


火葬場の近くの老人ホーム。


灰を流す川で遊ぶ子どもたち。

そんなことを考えながら家に帰った。

少し休憩して、今度はサンギタたはまちゃん、かよぽんと買い物へ行った。

サンダルを早々と買って、民族衣装のクルタを買いに行った。

クルタの店のお姉さんは今どきな感じ。

だけど、愛想わるい。

後から聞いた話だけど、この店の人に外人だから高くするって言われたらしいけど、サンギタが他の店にもあるからそっちに行くわって言ったら安くしてくれたらしい。

サンギタはかなり頼れる存在だった。

無事3人ともクルタを買うことができて、サンギタが白い塔に連れてってくれた。

カトマンズを一望できるすごいところだった。

思った以上に階段が多くて疲れたけど。

ヒマラヤ山脈もちょっと見れたし良かった。


みんなクルタ姿。下、サンギタ。


白い塔。