フィリピン最後の夜 | Many Happy Child

フィリピン最後の夜

私が10日間フィリピンを訪れて、一番心を揺さぶられたのが、最終日だった。

その日の日記。

9月30日

フィリピンから帰国する日。

朝、ホテルのチェックアウトが済んで、空港に向かって出発。

ホテルの下のスタバのお姉さんと一緒にフィリピンに滞在した友だちとバイバイした。

空港に到着。飛行機を待った。

時間になっても、なかなか動かない。

そしたら、前に座っているフィリピン人のおばちゃんがエンジントラブルで飛行機が飛ばないことを教えてくれた。

飛ぶのは、明日の4時。

あぁ、ジャイラに戻りたいと思った。

けど、飛行機の乗客とホテルに向かう事に・・・

ホテルに向かうバスを待ってる間、フィリピン人の奥さんのいる日本人のおじさんやフィリピン人の学生に農業を教えてるおじさんと話をした。

いろんな目的でフィリピンに来てる人がいるんだ。

乗客の人たちが、日本人のおじさんが多いのがなんだか気になったけど・・・

ホテルに着いた。

すんげーホテル!高級だよ!大ハシャギ。

ご飯のバイキングもすごかった。

選びきれない種類のご飯がならんでた。

だけど、部屋がたりなくて、私たちを含めた一部の乗客は、違うホテルに移動。

バスがホテルに着いた頃、予想もしていなかった光景が目に飛び込んできた。

たくさんの子どもたちが、私たちの乗っているバスにしがみついて、ドアをドンドンたたく。

みんな、すごい笑顔で大声をだして。

生まれたばかりの赤ちゃんを抱いてる子もいいた。

たくさんの車が行き交う、高級ホテルの前で。

必死で、ドアを開けようとバスにしがみつく。

大きな声で、なにか叫びながら・・・たくさんの子どもたち。

たくさんの車ですごく危険。

空気も汚い。

夜だし。

マニラに入ってから、あまり外にでていなかったのもあり、ストリートチルドレンを見かけなかった。

突然ですごくビックリした。

そんな子どもたちを横目に超高級ホテルに入る自分が嫌だった。

外の子どもたちと遊びたい・・・

だけど、こんな日本人、お金にしか見えないのかな。

悲しい。

何もできない。

横には、何も考えずにワガママ言いまくるおっさんたち。

ムカツク。

いろいろ考えてたら涙が出た。

あの子たち、なんであんなに笑顔なんだろう。

気持ちが知りたい。


こんな、フィリピン最後の夜に浮かんだ疑問。

ニニョスキャンプに行けば、少しは、答えが見えるかもしれないと思って、来年行く決意を固めた。