主よ
変えられないものを受け入れる心の静けさと
変えられるものを変える勇気と
その両者を見分ける英知を我に与え給え


この祈りの言葉は、以前書いたスピリチュアルな出会い で出会ったKさんから教えてもらった言葉です。

ずっと心の中にはあったのですが、やはり若くて充分に意味を理解できていなかったと思います。


それから数年経ち、シスターの渡辺和子さんの著書の中で、この祈りに再会しました。

ラインホールド・ニーバーの祈りということも初めて知りました。


変えられないもの、それはどこに生まれるか、とか、どんな両親のもとに生まれるか、などでしょうか。

この部分で、他人と自分を比べたりすれば、平和な心とは程遠くなってしまいます。

どんなに恵まれていても、上には上がいる(ように見える)のですから、決して満足できることは無いかもしれません。


変えられるもの、それは自分の生き方、言葉の選び方、物事に対する見方や感じ方。環境も変えられるし、あふれる情報たちから何を受け取るのか、も。


よく江原さんが言われている、「運命と宿命」と同じことかもしれません。

宿命は、ケーキのスポンジ。土台になる部分で変えられない。

でも運命は、ケーキのデコレーション。自分次第で飾りつけできる。


どんなに美しいものに仕上がるのかは自分次第。


そのためには、どんなものになりたいかをはっきりと決めることが大切なのではないかと思います。

行き先も決まらずバスに乗ってしまえば、どこへもたどり着かない。

はっきりと行き先を決めて、そこへ向かうバスに乗らなければ。


乗ってしまえば、あとはそこへ着くまでの景色を楽しめばいいと思います。


きっと、本当にやりたいことや、本当になりたいものになるための努力は、努力と思わずにこなしてしまうものだと思います。


英知を持って、変えられるものと変えられないものを見分けること。

それはいろんな経験をして学んで、得ていくものかもしれません。