「子供が机に向かうまでの21日間」 第4回
まずあなたの最大の悩みに答えたいと思います。
「子供がいくら言っても勉強しない。大切な時期
なのに・・・」
子供をどのようにして勉強させたらいいの
だろうか?
あなたはこんな風に悩んできたかも知れません。
前回は子供の教育で親が犯しやすい過ち
2つを見てきました。
一つは、自分の夢や経験を子供に押しつける
親です。
もう一つは自分に何かのコンプレックスが
あって、「子供には絶対に○○ができる
ようになってほしい」という気持ちの
親です。
もしかしてあなたは子供さんにどうして
「受験させたい」のかよく分からないが、
不安に思う気持ちに動かされて受験に関心を
持っているかも知れません。
それはさらに考えてみると、コンプレックス
が原因でそのように感じているかも知れませんね。
・・・というところが前回までのお話しでした。
もしそうだとしたらあなたはどうしたら
いいのでしょうか?
コンプレックスから解放されて自由になる
方法、が今回のお話しになります。
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コンプレックスから解放されることの必要性
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私はここでコンプレックスが原因で受験に興味を
持つのは間違いだ、という話をしているのでは
ありません。
もしあなたが受験に関心を持ったきっかけが
あなた自身の過去のコンプレックスや不安感
だとしたら、そのコンプレックスや不安感の
ままでは子供さんとのネゴは難しいと思うのです。
子供さんとのネゴで一番強力なのは、以前に
お話したようにあなた自身の「信念」です。
あなたに信念があるなら、交渉の最大の壁である
「なぜ?」に答えることができるからです。
ですから、子供さんの説得の前にあなた自身の
過去のコンプレックスや不安感から自由になる
必要があります。
こうしてあなたがコンプレックスや不安感から
解放された時に、あなたのマイナスの気持ちで
はなく、「信念」によって子供さんにアドバイス
できるようになります。
そうするとあなたの説得は功を奏して、
子供さんにすんなり受け入れられ易くなります。
最初はコンプレックスや不安について知ること
から始めましょう。
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不安と恐怖に支配される親
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コンプレックスが原因であなたの心に
不安があって、その不安のせいで子供の
教育について決めるケースがある・・・
こんなことがあるのかないのか?
私の聞いたことの例をお話しします。
ある英語教材のセールスマンの話です。
ある時に商談でお客さんのお宅を訪問して
商品説明を行ったそうです。
でもお客さんは
まるで関心を持ちません。
そして、「ああ、この人は関心がないの
だわ。売れないな。」と思ったのです。
が、このセールスマンは優秀でした。
ふと思うところをお母さんに伝えて、
教材を販売することに成功しました。
この時にセールスマンが尋ねた一言とは
・・・
「もしかしてお子さんは何をするにしても
自信がないのではありませんか?」
でした。
お母さんは
「そうなんです。子供は何をやっても
自信がなくて、継続しないんです。
だから何でもいい、何か得意なことが
できれば、自信を持って、人生が変わるの
ではないかと思っていたんです。」
セールスマンは
「だったら英語ができると自信に
つながりますよ。」
と言って、セールスしたそうです。
このお母さんの心には、想像ですが、
子供さんの将来に対する不安感が
あったのでしょうね。
だから英語の教材を購入したのです。
恐らく英語が得意になることが
子供が自信を持つただ一つの方法では
なかったと思います。
でもこのお母さんは、不安や恐怖感が
あったから、英語教材を購入する決断
をしたのでしょうね。
その不安の影にコンプレックスが
あったのかどうかは分かりません。
自信がないままではこの先生きて
いけないだろう、ということを知って
いたからこそ不安があったのでしょう。
そういう意味ではこのお母さんは
賢明です。
もしかしたら自分自身の「自信のなさ」
を反省することがあるから、
コンプレックスを持っていたから
子供さんの将来に対する不安感が
あったのかも知れません。
ここで、私がお話ししたいのは、
「人間には恐怖や不安に駆られて
決断して行動してしまうことがある」
ということです。
まずは、このことを意識することが
あなた自身が過去のコンプレックスや
不安感から自由になる第一歩になります。
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資格や英語という強迫観念
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あなた自身が過去のコンプレックスや
不安感から自由になる方法の
ステップ1は、
「人間には恐怖や不安に駆られて
決断して行動してしまうことがある」
ということを知る、です。
もう少し他の例を見てみましょう。
最近は学生さんの就職難と言われています。
その影響で、
「何か資格をもたなくては」
「英語ぐらいできなくては」
「パソコンのスキルぐらいなくては」
と思う方も多いようです。
ただ、結果的には大卒の91%以上の人が
就職しているのも事実です。
考えようによっては、
「就職先が決まらないのはたった9%」
とも言えるのですが・・・
ここでは
学生さんの中には恐怖や不安に駆られて
「何か資格をもたなくては」
「英語ぐらいできなくては」
「パソコンのスキルぐらいなくては」
と思って、勉強を始める人がいる、
ということを確認しておいて下さい。
こうした他人の行動は、かなり客観的に
見えますよね。
そう言えば学生さんの多くの人が
「恐怖や不安に駆られているのでは
ないかな?」
と、他人の感情を想像できるかも
知れません。
(続く)