「子供が机に向かうまでの21日間」 第6回
今回からもう一度冷静にメリット、
デメリット、受験の難しさ、費用負担
などを冷静に調べてその上で判断する
という話をしています。
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中学受験そのものを知る
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前回は具体的に、「中学受験そのものを知る」
方法についてお話していました。
このテーマは大きく分けて2つに
なります。
1つ目は、中学受験のメリット、デメリットを
知る。
2つ目は、中学受験の難しさを知る、です。
まずは中学受験の難しさを知る=過去問を
解く、についてお話ししました。
実際に受験問題をあなたが解いてみて、
難しさを確認してみましたか?
漠然と「○○中学に行くには、偏差値を○○
上げないといけない」と考えるのではなく
実際に難しさを体感することで、
「こんなに難しい問題が解けるように
なるのは並大抵のことではない。本当に
金銭的にも時間的にも多大な犠牲を払う
価値のあることなのだろうか?
受験のメリット、デメリットを考えてみよう。」
と思ったも知れません。
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中学受験のメリット、デメリットを知る
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今回は、中学受験のメリット、デメリットを
知る、についてお話ししていきます。
中学受験のメリット、デメリットは大きく
分けて次の2つになります。
1.進学を考えたメリット、デメリット
2.人生のロードマップを考えた
メリット、デメリット
この2種類があります。
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進学が全てなら、話は簡単
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まずは、「進学を考えたメリット、デメリット」
についてみてみましょう。
これはこのような話しになります。
子供さんが尋ねたとします。
「お母さん、どうして勉強していい中学校に
行かなくちゃいけないの?」
「それはね、今勉強していい中学校に
入っておくと、そのままいい高校に行ける
からよ。」
「ふ~ん。じゃあ、どうしていい高校に
行かなちゃいけないの?」
「それはね、いい高校に行くと、いい大学に
行けるからよ。」
「ふ~ん。じゃあ、どうしていい大学に
行かなちゃいけないの?」
「それはね、いい大学に行くと、いい会社
(もしくは役所)に入れるからよ。」
あなたはこのような会話をするでしょうか?
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進学が全てと仮定してみる
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このような会話が現実的がどうか、分かりません。
ただ多くの方が無意識のうちに信じている
ことですので、この会話のように
「進学が全て」と仮定してみます。
そうするとゴールは
いい大学に合格して、入学することになります。
そのための手段として、中学受験を考えて、
メリット、デメリットを洗いだしてみます。
メリットは次のようなものがあるでしょう。
・大学受験をゴールにした時には、中間の
高校受験が回り道になるので、これを避けられる。
・中高一貫のカリキュラムを組んでいる
学校なら、余裕を持って大学受験の準備が
進められる。
(特に、高校1年生から文系と理系を
分けるカリキュラムがあれば、早めに
準備が進められる。)
メリットの「高校受験が回り道」については
簡単に補足します。
これは高校受験時に合わせて自分のピークを
作らなくてすむメリットです。
大学受験がゴールとすれば、中間の
高校受験に自分のピークを作らなくては
ならないことは、本来は余計な作業です。
こうした余計な労力を割かずに、中学入学
から6年かけて大学受験の用意をすると
したら、メリットがあるでしょう。
例えて言えば、オリンピックに出場する
選手が、国内での選考会には「そこそこの
成績」で、自分のピークを作らないように
しています。
あくまで本番のオリンピックに照準を
あわせ、最初から中間目標の国内選考会
よりも遠くを見ているのですね。
デメリットには次のようなものがある
でしょう。
・小学生にとっては学力的に中学受験は
かなり難しい。
(特に、中学高校で伸びるタイプの
子供にとっては厳しいかも知れない。)
大学受験をゴールとした場合、中学
受験をして、中高一貫校に行くのは、
「出だしが急な道、途中が緩やかな道」
のように思います。
逆に一般の中学から高校、大学と進学
するのは、
「出だしが緩やかな道、途中から険しい道」
と言えるかも知れません。
ただ、これは一般的に言われている
メリット、デメリットです。
私自身は中高一貫校ではなく、公立中
から公立高、大学と進学したので、
中高一貫校に行くことが、
「出だしが急な道、途中が緩やかな道」
のようにメリットを感じます。
でも実際は、「勉強について行くのが
大変」とも聞きますし、もちろん、
それぞれの学校によって
事情は違うでしょう。
ここまでが、大学進学が全てと仮定して
みての中学受験メリット、デメリットの
整理でした。
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人生のロードマップを考えたメリット
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次は全く違った視点で考えてみる
ことにします。
人生のロードマップを考えたメリット
デメリットです。
人生全体を考えたメリット、デメリット
人生設計を考えたメリット、デメリット
と言ってもいいと思います。
(続く)
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宿題
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1つめの宿題は「進学を考えたメリット、
デメリット」を書いてみることです。
今回お話ししたように大学に合格する
ことがゴールとします。
中学受験をした場合のメリット、
デメリットを書きだしてみて下さい。
2つめの宿題は、途中でお話しした次の
親子の会話に対する感想を書くことです。
子供さんが尋ねたとします。
「お母さん、どうして勉強していい中学校に
行かなくちゃいけないの?」
「それはね、今勉強していい中学校に
入っておくと、そのままいい高校に行ける
からよ。」
「ふ~ん。じゃあ、どうしていい高校に
行かなちゃいけないの?」
「それはね、いい高校に行くと、いい大学に
行けるからよ。」
「ふ~ん。じゃあ、どうしていい大学に
行かなちゃいけないの?」
「それはね、いい大学に行くと、いい会社
(もしくは役所)に入れるからよ。」
あなたはこのような会話をするでしょうか?
もしかしたら
「そうそう、その通り。」
と思うかも知れません。
「それを聞かれても困るわ。」
「私自身が教えて欲しい。」
「よく分からない。でも必要なことなのよ。」
・・・
など、いろいろ思うことがあるかも
知れません。
あなたが感じたことをノートに書いて
下さい。
今回宿題であなたが感じたことを
ノートに書いておくと、次回の
話の理解が速くなるので、お願いします。
子供さんから質問を受けた場合に
「どのように答えようか」を
考える必要はありません。
あなたが感じることをそのままノート
に書いて下さい。
もし感想やご質問があったら
ご連絡下さい。
お待ちしています。
追伸
私の好きな言葉をお伝えします。
「子供は五歳までに一生の親孝行を
終える。」
ストレスに負けないで、素晴らしい
一日一日を過ごして行かれて下さい。