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ASDとともに

ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

入院3日目。

今日は
以前から予定していた
障害者職業能力開発校での面談でした。

新しく変わる環境への不安をなくすため
看護師さんやカウンセラーさんと話をする機会を作ってもらいました。

9時前に相談員さん(相談支援事業所の方)に病院に迎えに来てもらって
片道1時間。遠い。

10時から面談でした。

開発校に着いたら
綺麗な虹が出ていました。

久しぶりに見ました、虹。

同席者は
副校長先生・カウンセラーさん・看護師さん

そして相談員さん・私
の5人。

覚えてる限り
残しておきます。



副校長先生:
今日はカウンセラーさんとかと話がしたいとのことでしたが、具体的にはどのようなことを?

私:
入学前に私がどんな人間なのか知ってもらって、できる限りの支援をしていただけたらと思いまして。

看護師さん:
ご自分ではどんな支援をしてほしいと思っていますか?

私:
自分のことを説明するの難しいので、この紙(社会生活状況確認書)を見ていただけたらと思いまして。

(皆さんに見てもらう)

私:
私は自閉症スペクトラムベースの双極性障害なんですけど、環境の変化に慣れるまでがしんどいと思うので、学校側の支援者の皆さんに私のことを知っていてほしくて、こういう場を設けてもらいました。

看護師さん:
支援してほしいと思う具体的なことはありますか?

私:
具体的というと難しいんですけど、常に気にかけていてほしいです。
「最近調子どう?」とか「お薬ちゃんと飲めてる?」とか聞いてもらえるだけで、とても助かります。

副校長先生:
それは担任の先生にもお願いしといた方がいいかもね。
面接の時に会った2人の先生なんだけど。

看護師さん:
気になる点、いくつか質問してもいいですか?
調子を崩す時の前兆のようなものはありますか?

私:
食事が取れなくなりますし、眠れなくなります。
一番分かりやすいのは、お風呂に入れなくなります。

看護師さん:
それはエネルギー不足という感じで?

私:
そうですね。

看護師さん:
環境の変化に慣れるまでが心配、ということですが、入学後寮に入るのは決定なんですか?
通校した方が変化は少ないと思うんですけど。

私:
車を持っていないので、通校は難しいです。
(公共交通機関を使うと片道2時間半程かかります)

看護師さん:
入学後の心配は聞きましたが、今現在での一番のストレスや心配事はなんですか?

私:
今ですか?
ぶっちゃけると、両親との関係です。

看護師さん:
ご両親との関係もあって、寮に入りたいというのもあるんですね。

私:
そうですね。

カウンセラーさん:
私からもいいですか?
フラッシュバックを起こすことがある、と書かれていますが、それは何かきっかけがあるんですか?

私:
特にきっかけはありません。
突然、です。
あと私は日付に囚われることが多くて、トラウマとなっている出来事が起きた日が近づくと調子が悪くなります。

カウンセラーさん:
日付、ですか?
いくつかあるんですよね。
差し支えなければ、いつですか?

私:
12月と1月に集中しています。

看護師さん:
今1月ですよね。
今は調子悪いですか?

私:
そうですね。
(入院してることは言う必要ないと思ったので話しませんでした)

看護師さん:
調子悪くなった時はどんな風に対処していますか?

私:
頓服を飲んだり、受診したりしています。

看護師さん:
困った時にSOSは出せるんですね。

相談員さん:
そこは心配されなくて大丈夫かと思います。

私:
学校生活で調子が悪くなった時、学校側としてはどのような対応をしていただけるんですか?

看護師さん:
頓服を飲むことを促したり、保健室や自室で休んでもらったり、それでも回復しないときは病院に連絡を取って受診できるよう整えたり、そういうことはお手伝いできます。
急遽受診しないといけないような場合はありそうですか?

私:
絶対にない、とは言い切れません。

看護師さん:
その場合はご両親がお迎えに来ていただけますかね?

私:
平日は仕事をしているので難しいと思います。
受診できるとしても土曜日ですね。

カウンセラーさん:
今は週に1回くらいの頻度で受診しているんですよね。
例えばフラッシュバックが起きた時の対処法ですとか、何かありますか?

私:
頓服を飲むこともそうですけど、誰かに話せるとかなり良くなります。
自分一人で抱え込んでいると、いつまでもモヤモヤしてしまって回復までに時間がかかります。
なので、しんどい時は訪問看護師さんに連絡したり、受診したりしています。

カウンセラーさん:
今の病院は予約制ではないんですか?

私:
カウンセリングだけ予約制で、それに合わせて受診する感じなんですけど、診察自体は予約制じゃないのでしんどい時に受診すればいつでも診てもらえる感じです。

看護師さん:
病院へはご自分で行かれるんですか?
タクシーとか使って?

私:
歩いて行ってます。
徒歩20分くらいなので。

看護師さん:
そんなに近いんですね。
いいですね。

カウンセラーさん:
今カウンセリングを受けているということですが、どのような内容か分かりますか?
認知行動療法なのか、ですとか。

私:
詳しいことはわからないんですけど、週に1回40分くらい、心理士さんと1対1で話をしています。
心理テストとかもいろいろしました。

カウンセラーさん:
入学の時でもいいので、心理テストの結果を持ってきてもらうことはできますか?
きっと詳しい性格ですとか分かりやすく書かれてると思いますので。

私:
分かりました。
持ってくればよかったですね。

副校長先生:
入学後も訪問看護は使う予定なんだよね?

私:
はい、面接の時に担任の先生には「使わずに様子を見てみたらどうか」と提案をされたのですが、そのことを主治医に話したら「これからも使った方がいい」と言われたので。

副校長先生:
学校の方で薬剤管理とかはできないし、先生がそう言うなら使った方がいいんだろうね。
週1で大丈夫そう?

私:
はい、週1で大丈夫だと思います。

看護師さん:
感覚過敏があるって書いてあるけど、聴覚、嗅覚、視覚、何?

私:
主に音ですね。

看護師さん:
どんな感じ?

私:
これくらい静かなところだといいんですけど、複数人で話してる時とか、誰が何を言っているのか分からなくなる時があります。
飲食店等騒がしい所だと相手が何を言っているのか聞き取れなかったりします。
なのでショッピングモールとかがすごく苦手で、とても疲れてしまいます。

看護師さん:
学校では月に一度避難訓練をしていて、その時は大きな音がなるんですけど大丈夫そうですか?
あと、月に一度全員での朝礼があります。

私:
そういうのは大丈夫だと思います。
朝礼は、前に立っている人の話が聞き取れなかったりはするかもしれませんが、大丈夫です。

カウンセラーさん:
あとは休憩中とかは騒がしいと思いますね、皆さん私語が出るので。

私:
休憩中やお昼休憩の時はイヤホンとかしててもいいんですよね?

カウンセラーさん:
もちろんいいですよ。
車を持っている人とかは自分の車で過ごしている方もいますよ。

看護師さん:
あとはそうですね、相談員さんから見て何かまにゃさんに必要と思われる支援はありますか?

相談員さん:
まにゃさんは当たり障りのない対人関係なら問題ないと思います。
ただ、人との距離感が難しいというか、誰でもそうだと思うんですけど、必要以上に近づいてこられるとしんどくなってしまうんだと思います。
まにゃさんはしんどい時にはSOSを出せるので、それを汲み取ってほしい、という感じですかね。

看護師さん:
分かりました。

相談員さん:
私は相談員という立場でまにゃさんと関わっていて、現在B型作業所で働かれているので3月で退所されてからは直接の関係はなくなってしまうんですけど、これからも一般相談という形で関わっていくことはできるのでまた困ったことがあればいつでも連絡ください。

看護師さん:
分かりました。
ありがとうございます。

副校長先生:
あとは何かありますか?

私:
私、一年間で多分1回は1週間くらい入院すると思うんですけど、大丈夫ですか?

副校長先生:
学校にはGWやお盆やお正月に長期休暇がありますので、それに合わせてもらえれば何の問題もありません。
授業自体は実技も座学も8割以上出席してもらわないと修了することができないので、そこだけ気をつけてください。

私:
分かりました。
ありがとうございます。



と、こんな感じの面談でした。

40分くらい話しました。

とても実のある有意義な時間でした。

時間を作ってくれた学校側の皆さんと
付き合ってくれた相談員さんに感謝です。



行き帰りの車中で
相談員さんといろんな話をしました。

私の倍生きてるだけあって
話していて心が解れていくような感じでした。

心理士さんとはまた違う立場で
カウンセリングをしてもらってる感じ。

相談員さんにブログのこと話したら
フォロワーさんになってくれました。笑
(相談員さんは読む専門らしいです)

入学したら関わりがなくなってしまうのは寂しいけれど
これからも大切に関係を築いていきたいです。



14時前に病院に帰ってきてからは
カウンセリングがありました。

いろいろ話しました。

「入院して間もないですけど落ち着いてきましたね」

と言われました。

入院してからは
「死にたい」とは思っていません。

「生きてるだけでいいや」
って思えるようになりました。

「生」へのハードルが
低くなったのだと思います。

「生きてるだけでいい、そう思えるようになったのは大きな成長ですね。」

と褒められました。

入院という
「生きるための選択」ができた自分を
思いっきり褒めてあげたいと思います。



今日は
B型作業所からも電話がありました。

「入院してどう?
    今月末で退院できそう?
    土曜日からシフト入れていいの?」

という電話でした。

「今月末で退院する予定です。
    来月からはまたよろしくお願いします。」

と伝えました。

入院してから
主治医の診察ないから
果たして本当に今月末で退院できるのかは分かりませんが…。



今日は
いろんな人に支えされているな、
と感じた一日でした。

周りの支援者の力を借りることが
上手になったんだと思います。

一人で抱え込みすぎないこと。

辛い時には誰かの力を借りること。

だいぶできるようになったと思います。

一人で頑張れない時に
一緒に頑張ってもらうのは
弱さなんかじゃなくて
それこそが強さなのだと思うようになりました。

きっとこれからも
大変なことはたくさんで

大変な時にこそ
いろんな人の力を借りて
これからも頑張っていきたい

そう思った一日でした。







今日は疲れました。

ゆっくり眠れそうです。

明日は入浴があることと
カウンセリングがある以外は
特に予定ないので
のんびり過ごしたいと思います。

明日も穏やかに過ごせますように。