カウンセリング8/8「目から鱗だった私の特性」 | ASDとともに

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ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

保護室生活、17日目。

今日は17時からカウンセリングでした。

今日は何というか、
私の病気についてまんべんなく話したようなカウンセリングになりました。

「」→私、『』→心理士さん、です。



「今日外出して家に帰ったんですけど、両親いたんですよ。
    んで、下の妹(大学四年生)が教員採用試験の一次通過したってこと聞いて。
    凄いなぁ、頑張ってるなぁ、って思うと同時に、【私にとって頑張るって何なんだろう?】って思ってしまって、それからずっともやもやしててですね。」

『まにゃさんにとっての頑張る、ですか?
    何を頑張りたいかによるんじゃないですかね。』

「そうなんですかね?
    私は何となく漠然と、【これからのためになることをしたい】って思ってるんですけど。」

『これからのために、っていっても幅広いですし、例えばこの仕事がしたいからこの資格を取ろうとか、体型が気になるから運動してみようとか、そういったある程度明確な目標がないとまにゃさんの場合頑張れないような気がしています。』

「なるほど確かに。
    私は何がしたいのかなぁ。」

『私は、まにゃさんはとりあえず月末無事に◯◯(子どもたちのいる県)に行って帰ってくること、そして10月にはSyrup16gのライブに行って帰ってくること、それが大事なんじゃないかと思いますが。』

「今の私の、【ただ生きてるだけ】っていう状況が許せないんですよ。
    2年前措置入院して、皆の税金使って無駄に生きながらえて、それでも良くなってるとは言い難い部分もあって。
    でも、何となくですけど、8月21日はそれなりに過ごせそうな気がしています。」

『まにゃさんが日付を意識してしまうのはASD(自閉症スペクトラム)の特性によるものが大きいかと思いますが、
    PTSD、双極性障害、それぞれの合併症状の部分も大きいんでしょうね。』

「PTSDは良くならないんですか?」

『良くならない、わけじゃないですよ。
    まにゃさんの場合はASDがあって回避行動が取りにくいというのはあるのかな、とは思いますが、まずはトラウマからの回避行動を取れるようにならないと、ですね。』

「回避行動が取れるようになったらどうなるんですか?」

『それは今まだ回避出来てないのでわからないと思います。』

「そうですね。
    2年前措置入院した時と同じように、今もまだLUNKHEAD聴いてますし。」

『回避行動を取れるようになること、それがPTSDの治療には第一です。
    それと、まにゃさんは全ての思考が線で繋がっているというか…
    これもASDの特性なのだと思いますが、考えても答えのないことをいつまでも考えてしまうんですよね。
    【とりあえず置いておく】ということができない。
    さっきの【私にとっての頑張るって何なんだろう】もそうですけど、【何を頑張りたいんだろう】じゃなくて【頑張るって何だろう】って、私なら考えません。』

「え!?
    普通の人は思考が線で繋がってないんですか?」

『ASDの人は割とそういう傾向あるかなって感じますね。』

「先生や普通の人はどういう風に考えるんですか?」

『言い方はおかしいかもしれませんが、わからないものはわからない、そう切り取って考えることができるといいますか。
    例えば、空を見て何で空は青いんだろうって考えて、答えを出せる人はいるのかもしれませんが、青いなら青いままでいいじゃん、って考えられる、といった感じですかね。』

「なるほど…
    目から鱗でした。
    こんなところにも私の特性が関係してたんですね。」

『そうですね。
    そんなにびっくりされるとは思わなかったですけど。』

「自分の考え方の癖を知れて、また一つ勉強になりました。
    ありがとうございます。
    あ、先生に質問なんですけど、私はやっぱりパーソナリティ障害の傾向があると思いますか?」

『パーソナリティ障害の傾向があると言ったらどう思いますか?』

「そっか~、って思います。」

『そっか~、なんですね。笑
    人間誰しもいろんな面を持っていると思いますので、誰しもそんな傾向はあると思いますよ。
    どうしてですか?』

「2年前措置入院する前に受診した当番病院で、あなたの場合ここで入院するんじゃなくて次の主治医の診察日に診てもらってください、と言われたんです。
    当時はパーソナリティ障害がメインの診断名でしたから、その影響なのかなって思いまして。」

『ドクターによって考え方はそれぞれなので何とも言えませんが。
    まにゃさんは診断が付きすぎてそれに縛られているように感じます。』

「そうですね。
    双極性障害は確かにあって、今まで調子の良かった時期はただの寛解状態だったんだろうなって思いますし、ASDも、解離性障害も、PTSDも、いろんな側面あっての私ですよね。
    過去のこと考えても今が変わるわけじゃないですし、あんまり考えないようにします。」

『過去と向き合うことは大切なのですが、そこに引きずられてしまうのはやはりあまりよくないことですので、割り切って考えられるならその方がいいですね。』

「日付への拘りは、やはりASD故のものなんでしょうか?
    実は今8月11日もちょっと引っ掛かってるんです。
    最初の夫との結婚記念日なんですけど。」

『ASD故に、だと思いますね。
    それとPTSDが重なって、複雑になってるんだと思います。』

「そうですか。
    とりあえず今は8月21日を無事に乗り越えて、子どもたちに笑顔で会えるようになることを考えようと思います。」



と、こんな感じでカウンセリングを終えました。

45分くらい話してました。

【普通の人は思考が線で繋がってない】

青天の霹靂(と言うとおかしいか)、
目から鱗、
本当にびっくりしました。

これが私の特性だったなんて。

自分のことを新しく知れたようで、
嬉しいです。

今日のカウンセリングを終えて
私はいろんな病名がついているけれどそれが全てではなくて
私という人間のごく一部の説明文のようなものなのだと
何となくそんな風に思えました。

次回のカウンセリングは8/14。

退院までのカウンセリングも、
残り少なくなってきました。

入院しているうちに話せること、
いっぱい話したいと思います。







今日は外出したりカウンセリングがあったり何となく忙しい一日でした。

明日は何も予定ありません。

明日はどんな自分に出会えるかな。

明日も穏やかに過ごせますように。