そう思って、介護職の転職サイトに登録をしました。
早速、電話がかかってきました。
希望条件(日勤のみ・一日6時間程度)や今までの職歴等をお伝えし。
絶対条件として
「精神障害者であることを承知の上雇用してくれること」
をお伝えしました。
私は、
職場でパニックになったり
急に泣き出してしまったり
そういうことはほとんどありません。
ただ、精神面が体調にダイレクトに現れてしまいがちで
精神状態が悪いと大抵体調も悪いです。
発達障害を抱えていて、
曖昧な指示や遠まわしな言い方だと理解できないこと
そのこともお伝えしました。
「それをお伝えした上でお会いしたいという企業さんがいれば連絡しますね」
という話で一旦電話は切れました。
夕方、また電話がかかってきました。
是非紹介してほしいという企業さんが2箇所あったと。
一つ目は、家から徒歩3分のグループホーム。
徒歩3分という近さなのに私はその施設を知りませんでした。
もう一つは、家から車で15分程の介護老人保健施設。
どちらも、精神障害者であることを伝え
(どの程度理解されているのか、どのような伝え方をされたのかは分かりませんが)
その上で一度面接に来てほしいと言ってくれているということ。
「一日で両方面接行った方が比較もしやすいしいいんじゃないですか?」
と言われたので、そうすることにしました。
面接と同時に、施設の見学もさせてもらえることになりました。
「また明日日程調整して連絡します」
とのことでした。
仲介に入ってくれている企業は、派遣ではなく民間のハローワークのようなものらしい。
よく分かんないけど。
私の特性から言っても、介護職が向いているとは思いません。
でも、私は介護の仕事が好きなのだと思います。
私が介護職で働こうと思ったのは、
同じアルバイト先で知り合った友人が介護職に転職し、とても楽しそうだったから。
排泄介助等に抵抗がなかったといえば嘘になります。
でも、実際やってみれば何てことなくて。
それより何より、
人生の先輩である高齢者から学ぶことの方が多くて、とても勉強になりました。
以前の職場が同僚に恵まれてとても環境がよかったというのもあると思いますが、
離婚して引越しをしない限り、やめようと思ったことはありませんでした。
以前の職場も、障害者であることを話した上で雇ってもらっていました。
途中から体調が悪くて雇用保険の適応外になっても、
また調子よくなって働けるようになるかもしれないからと、解雇せずにいてくれました。
個人的に、ですが、
雇用保険に加入できない障害者程、雇っていて面倒くさい存在はないと思います。
障害者雇用としてみなされる(助成金が出る)のは、雇用保険に入っていることが原則だからです。
とても恵まれた環境にいました。
2年弱でしたが、辞めたくありませんでした。
環境に恵まれていた影響が大きいとは思いますが
私はやっぱり介護の仕事がしたい。
と思いました。
ハローワークの障害者求人には、介護職はありませんでした。
だから、自分で行動した。
どうなろうと、自分で責任を取る。
不安もあるけど、少しワクワクしています。
とりあえず明日また連絡を下さるそうなので、
それを待とうと思います。
最後に、私が施設で働いていた時に感銘を受けた、おばあちゃんの言葉を。
夫との関係で悩んでいた時、
「家庭円満に過ごすためには、どうしたらいいんですか?」
と質問をしたことがありました。
「それはね、どんな時も、
おはようございます。
ありがとう。
ごめんなさい。
を伝え続けることだよ。
喧嘩したって何があったって、必ず挨拶をする。
ありがとうの気持ちを伝える。
悪いと思ったら謝る。
それだけで何とかなるもんさ~」
94歳のおばあちゃんでした。
とても可愛らしく、スタッフの皆から愛されていて、
こんな風に年を取りたいと思ったものでした。
介護職で、また働けたらいいな。