今年は10年目だから
各局、震災の特集番組が多かったですよね
あっという間に1週間たったけど、録画しても全部は見きれなかった
泣きながら見た番組もある
そこに自分がいたら、どう行動できただろうと考えさせられる特集や
どうしようもできない現実を知るのは少ししんどい
私は、当事者でも何でもないけど
津波が迫る中、生き残った人々がどのように行動し、何が生死を分けたかを検証する番組を見るとつらくなります
再び起こりうる地震に備えないといけないし、
教訓や知識として身につけなければいけないことはわかっているけど
あの日、亡くなった方々の命を思うととてもつらい
そして
切羽詰まった映像は、人生半ばを過ぎた自分にはちょっぴりつらい
あの階段のあと数段、あの坂、私は登れないかも・・・とか思っちゃう
そんな気持ちの時、読みかえしたくなる絵本があります
作/宇部京子 絵/菅野博子 出版/岩崎書店
参照
野田村観光協会さんのブログ
野田村保育所のおはなし。「はなちゃんの はやあるき はやあるき」 - 野田村通信ブログ (noda-kanko.com)
保育園から高台の中学校まで約2キロ、
小さかったはなちゃんは、ほっぺを涙と鼻水でこおらせながら一生懸命歩いたそうです
津波で村が流されるページもあります
とても重いテーマにもかかわらず、やわらかいタッチの絵とちょっぴりほっこりするストーリーとのバランスが恐怖を和らげてくれるような気がしました
0~6歳の園児全員一人も欠けることなく怪我無く、無事に避難できたのは、現場の先生方の強い使命感と冷静な判断、日頃の防災教育のたまものだと思います
小さな命を守って下さった先生方には尊敬と感謝の念に耐えません
絵本のはなちゃんは毎日意識して早歩きの練習をしていました
園児の気持ちをそんなふうに変化させた先生方のご指導に敬服するとともに、素直なはなちゃんのエピソードがとてもかわいらしく描かれていて、ほのぼのとします
奇跡は、数々の小さな努力の積み重ねから起こるのだとすれば、私も気を引き締めて毎日を過ごさねば・・・と前向きな気持ちになりました
訓練や練習は大事ですね