本日火星が地球に最接近、「スーパーマーズ」だそうです。

過去10年間で最も近い距離らしいので、今夜は火星を見る絶好のチャンスですって。

NHKニュースは九段の真希さんが記事にして下さっていますのでリンクさせて頂きます。
赤い惑星の青い日没
スーパーマーズ、残念ながら、こちらでは曇っていて見えそうにありません。
実は、火星は5月中旬から見ごろだったのですよ。
そして、最接近は今日ですが、火星は今夜しか見えないわけではありません。
6月中は非常に明るく輝いて見えます。


7月中も明るく見えます。

火星と地球が接近する理由はリンク先のWEBニュースの説明がわかり易いです。

火星が地球に最接近、各地で「スーパーマーズ」観測TBSNEWS 6月1日(水)0時24分配信
火星の公転周期は686 日地球は365日、2天体の最接近とは速さでまさる地球が、火星に追いつき追い越すタイミングで起こるのですね。
次の大接近は 2018年7月31日、今回よりも更に近い大接近だそうです。
2018年かぁ・・・・2月に平昌オリンピックがある年ですね。

そんな2年後に想いを馳せて、今宵も星に祈りたいと思います。

さて、
今、地球に接近している火星は、街灯りの中でも簡単に肉眼で見つけることができます。
肉眼で見える惑星といえば、木星も輝いていますよ。

他の星は見えなくても、この2惑星だけは必ず見えると思います。

20時頃よく晴れていたら、東南の低空の火星と、南西の空高く輝く木星を是非見つけてくださいませ~。

19:30頃の星空(Srella Theater Lifeより)

21:30頃の星空。(Srella Theater Lifeより)

23:30頃の星空。(Srella Theater Lifeより)

以前の記事にも書きましたが、
火星は赤い星なので、日本では「火」の文字が当てられ、「火星」と呼ばれていますよね。
ギリシャ語では「Areus」、「アレス」とはギリシャ神話に登場する戦いの神だそうです。
ラテン語では「Mars」「 マールス」
英語では「Mars 」「マーズ」
こちらも神話(=ローマ神話)の戦争の神 「マルス」から、付いた名前です。
ということは、火星の赤色は単なる火の色ではなく、戦いでの血の色や炎の色、メラメラと燃えるような色だと解釈できます。
実際は、表面の大部分が、酸化鉄を多く含む赤い土や岩で覆われているからなんですけどね。
でも、星にまつわる物語を知ると、興味が増しませんか?
天体に興味のない方も、この機会に、戦う星「火星」を是非見つけて下さいませ。
熊本の皆様も火星は見えるでしょうか。
ゆっくりと星空を見上げられるような平穏な日々が1日も早く訪れますように・・・
