ワールド・フィギュアスケート 71/新書館

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でも、せっかく一足早く入手したのに長野から帰って忙しかったこともあり、写真だけパラパラと見て記事はほとんど読んでいませんでした。
雑誌は購入したことで安心というか満足してしまうことも多く、細部まで読まないままになっていることがたまにあります。
なので、最近はよく吟味してから購入するようにもなりました。
ワールドフィギュアスケートは記事が充実しているからもちろん買いですけど、文字が細かすぎるから読むのはどうしても後回しになってしまうんですね。
(老眼一歩手前の私の場合はですけど)
一昨日、「羽生選手からこの場をお借りしてとの前置きでコメントがある。言ってくれて良かったと思う・・・」というツィートを見かけて慌てて読みました。
この羽生さんのコメントを多くのファンが読んでくれますようにと思います。
長いインタビューの中のわずか数行の言葉ですが、
大切なことが書かれていますよ。
そして、いつでもファンを大事にする彼が、控えめに語ったその言葉の真意をくみとれるファンでありたいなと思いました。
たとえ挨拶や応援の言葉であっても 試合に向けて集中している人に話しかけちゃいけないですね。
選手に「申し訳ない」とかそういう気を遣わせてもいけないです。
というより、まず、近づいちゃいけないと思います。
何かに集中してる時に他者に集中をそがれること程、嫌な事はないはずですもの。
でも、それをしている人が自分のファンだから、羽生さんは申し訳ないと思っているんですよ。
大事な試合を控えている人にそんな雑念を抱かせていいのでしょうか。
私は 血のにじむような努力を重ねてきたアスリートの集中を損ねるような迷惑な出待ち入待ちは反対。
それは自分の欲求を満たす為だけの非常に自己中心的な応援であり、選手の為の真の応援にはなっていないと思うから。
とはいうものの、自分自身も気をつけねばならないと思っています。
選手への盲目的な愛情、ショーや試合観戦への情熱、少しでも近くで応援したいという衝動、ファンなら誰しもが抱いているその感情が、常識を逸脱していないか常に考える必要はあると感じているから。
これはジュニアでもシニアでも女子選手でも男子選手でも誰に対しても同じだと思います。
さらには、家庭人として母として妻として、社会人として職業人として、
フィギュアスケートを愛するあまり本業がおろそかになっていないかと時に反省しながら日々を過ごしています。
ひとりひとりの抱いている常識は決して一様でないから難しいのかもしれないけれど、
自分の応援が選手が奮起する要因のほんの一部にでもなれればいい、
自分は誰に頼まれたわけでもなく勝手に応援させていただいているだけなんだから・・・という謙虚な気持ちが大切だと思うのです。
特に唯一無二のアスリート、絶対王者羽生結弦のさらなる進化と飛躍の為には、ファンはその応援が自分の自己満足にすぎないかどうか、本当に選手の為になっているかどうか、再考する必要があるのかもしれません。
そして、それができるかどうかは、
トップアスリートとしての彼の立場を思いやる気持ちがあるかないか
自分の行動への理性的な 判断ができるかできないかにかかっているのかなと思います。
彼はアイドルではなくアスリートです。
最後にお友達Yちゃんの言葉をかりて記事を結びたいと思います。
「感情のコントロールが必要なのは彼もファンも同じです。
最高の瞬間をシェアさせてもらうために、何が大切かを考える時なのかもしれないですね。
世界歴代最高記録を更新した、今だからこそ!」