今日の昼、土星食がありました。
天気も良かったし、望遠鏡を使えば見えたかもしれませんが、見逃しました。
土星食とは、土星の前を月が横切って土星が隠される現象のこと。
日本で土星食があったのは2007年のことですから、7年ぶりの天文現象なんですが・・・・
「今日、土星食あるよ」と言っても、家族は誰も食いついてこなかったので、
久しぶりに望遠鏡を出そうかなという気持ちも萎えました。
参照:中日新聞 白昼の「土星食」撮った川崎市の科学館
yahooニュース 「青空の下、土星食 国内7年ぶり観測、次は10年後」
夕方になって家事の合間に、月と土星を写真に撮りました。
画像は17時45分頃の月です。
今日の日没は17時30分頃でしたが、
辺りがすっかり暗くなるのを待つと、月のすぐ右斜め横にならぶ土星の姿が肉眼でも確認できました。
画像は、18時20分頃の月と土星です。
光の当たってない月の部分(=地球照)まで写っています。
mike さんのコメントのお返事でも書くつもりでしたが、その前に追記させて頂きますね。
月の輝いている部分は、太陽の光が、直接 月に当たることにより見えます。
これは皆さまもご存知だと思います。
さて、地球照の部分ですが、
地球に届いた太陽光は、一度地表で反射して、なんと月まで届くんですよ。
地球で反射したその光が月面をかすかに照らすことによって見えるのが地球照です。
地球照は肉眼ではよく見えませんが双眼鏡で見るとわかります。
そして、さそり座のアンタレスの右斜め上に輝く火星もよく見えましたよ。
火星は20時ぐらいまでは見えたのかな。
火星と月と土星がほぼ、一直線に並ぶこの光景を見て、
皆、太陽の周りを回っているんだなあぁ・・・・としみじみとしてしまいました。
宇宙規模の現象が神秘的であるのに対して、地球規模の事象は時に脅威でもあるけれど、
いつまでも平和であってほしいと願います。
次回、土星食が見られるのは、2024年だそうです。
10年後かぁ・・・・・
その頃、何をしてるのかな?
ちょっと想像がつきません。
一日一日の積み重ねが未来に続いているのですよね。
そんなふうに考えたら、今日一日を大切に生きようと思えました。
9月29日7:30追記―
今日も日没後 数時間、月の左側、アンタレスの上にに輝く火星が見えます。 29日19時30分頃の西の低空。
stella theater life よりキャプ
土星は日没後まもなく沈んでしまうので、見えないかもしれませんが、月と並ぶ火星は見えるはずです。
そんな火星も20時過ぎには沈みますので、お早めにご覧くださいね。
昨日より、月が明るいので、もしかしたら、見つけにくいかもしれませんけど・・・・
追記の追記―
9月29日18時20分頃の西の空です。