ロマンと神秘に満ちた彗星の姿を見ること、そして、それを写真に撮ることは、
私のようなド素人の天文ファンにとっても永遠のテーマです。
1ヵ月以上も観察できるというパンスターズ彗星・・・・
視力がとても良い私は、それを簡単に見つけられるとたかをくくっていましたが、実際はそうではありませんでした。
当初の予想、近日点通過の3月10日頃の明るさの予想はなんとマイナス3等級。
日没直後の西の空で、一番星を見つけるような感覚で探し出せると思っていました。
しかし、実際には2等級程度だったようです。
しかも、この頃は、太陽に近くて観測しづらかったし、お天気の条件が良い時に限って遅番勤務だったりして、私は全く観測ができませんでした。
ぶっちゃけ、夕方の忙しい時間帯、私のような平凡なパート主婦が、カメラや天体望遠鏡をかついで、そう度々、天体観測を楽しめるはずもありません。
パンスターズ彗星を撮影 北海道陸別町の天文台2013.3.14 22:52 産経ニュースへリンク
上記のニュースのような近くに天文台があるような環境条件の良いところなら、肉眼や双眼鏡でも簡単に見えるのでしょうけれど、東京通勤圏のこの辺りは田舎であっても意外に明るいのです。
光害ですね。
それに、日にちが経つにつれ、彗星の見かけの明るさも、暗くなっていきます。
さらに、春霞や黄砂の影響等の中、パンスターズ彗星のある低空を見渡せる場所も限られていました。
だから、もう、自分には見られないような気がして、撮影も半ばあきらめていたんです。
そんな時、M月さんのブログでCanon新聞広告:「フィギュアの新星」篇の情報を知りました。
バタフライゆづの気合いの入った表情を見た私、その瞬間、奮起しました。
私が使っているカメラもCanon製、この広告のようにプロが使うような高級品では無いけれど、名前に「EOS・・・・」って付いています。
ゆづの写真が広告になっているなら、がんばらなくちゃって単純な私は思いましたよ~。
そして今日、いつもより1時間半も早く起床しました。
なぜなら3月下旬から明け方の北東の空でもパンスターズ彗星が見えるって知っていましたから・・・・
でも、これまで見えたことは一度もないんです。
今日の天気は快晴、条件は最高です。
ネットで彗星の位置を慎重に確認して、まず裸眼で見ました。
カシオペア座しか見えません。
次に彗星がいる辺りを双眼鏡で見ました。
何度も見ましたが、彗星らしきものは何も見えませんでした。
いつもここであきらめることが多かったんです。
でも、今日はカメラを彗星があると思われる方向に向けて、数枚写真を撮りました。
すぐ、液晶画面で確認しましたが、残念ながら彗星は写っていませんでした。
次にカメラを向ける方向をちょっとだけ変えて更に数枚。
やっぱり、写っていません。
かっこいいゆづの写真が広告になっているCanonのカメラだもん。
今日の私は、簡単にはあきらめないわよ~
さらに焦点距離を変えて、数枚撮りました。
そしたらですね・・・
やっと出会えました。 パンスターズ彗星♡
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わかりますか?
私は自分で撮影したので、こんな画像でも朝から一人でず~っと感激しているのですが・・・・・
みなさんに見て頂くなら、やっぱり動画の方が彗星の美しさや感動は伝わると思いますので・・・・
動画、UP主様に感謝してお借りいたします。
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アンドロメダ大銀河
UP主様のコメントより
2013年4月8日朝のパンスターズ彗星とアンドロメダ大銀河の様子です。
暗い空で見ることができるようになり双眼鏡で確認ができます。
アンドロメダ大銀河との距離は少し離れてきましたが135mmでもまだツーショットが撮れました。
アンドロメダ大銀河は私たちの銀河系のお隣に位置する銀河として知られ ています。
パンスターズ彗星とアンドロメダ大銀河は4月4日~5日にかけてが最接近だったのですが、同じ画面に収まったツーショットをこうして見るとやはり感無量です。
UP主様いつも、素敵な動画をありがとうございます。