昨日ジャパンフィギュア団体戦2013がフジTVで地上波放送されました。
1月8日のジャパンスーパーチャレンジ2013、名古屋のガイシアリーナで行われたものです。
普段の試合とは異なり、2チームに分かれた対戦形式で行われる試合なんですよね。
審査員と観客の一部(200人のお客さん)が審査に加わり、場内をより盛り上げた方に軍配が上がります。
つまり、勝敗のポイントは、どちらが会場の心を掴んだか・・・
普段のエキシビションでは決して見ることの出来ない演出は楽しかったです。
また、自分のチームを応援する気持ち、その団結力もTV的におもしろかったです。
ノービス、ジュニア、シニアの選手12名が登場しました。
浅田真央ちゃん率いるレッドチームと高橋大輔選手率いるブルーチームが戦い、結果は僅差で・・・・・
途中カットされて放送された演技もあり、少々残念でしたが、見た感想を正直に書かせていただきました。
けれど、自分用の素人の日記なので大したことは書いていません。あしからず・・・
① 宮原知子 「マンボ」VS 無良隆崇人「Talkng To The Moon」
全日本銅メダル対決ですね。
宮原選手のマンボ、初披露でしたが、かわいらしくて楽しかったです。
特別審査員の吉田沙保里の前で力こぶを披露、もちろん衣装?の一部の力こぶですがね。
私は苦笑してしまいましたが、その勇気はすばらしい。
吉田選手も立ち上がって喜んでいました。
そして、そんな宮原さん、左右どちらでもジャンプがと飛べます。
逆回転ダブルサルコー&逆回転のスピン、斬新で素敵でした。
細くて小さくて、まだまだ子どもって印象の彼女ですが、確かな技術と自信に溢れていました。
いつもは、お嬢様のイメージ、曲もクラシックがほとんどだと思いますが、この手のジャンルも意外にいけますね。
無良選手、バラードの曲で観客を魅了しました。
高さのあるジャンプが持ち味の無良選手。
4回転に果敢に挑みましたが、おしかったです。転倒はしませんでした。次のジャンプ、トリプルアクセルかっこよかったです。
演技後、「羽生君との約束で4回転をということで・・・・・ちょっと失敗したんですけれど、湧かせることはできたと思います」と話しました。
国分:「羽生選手、約束したということで4回転を見せてくれるということでしょうか?」
ゆづ:「たぶん・・・アハハ」
約束していたのですね。この二人いい関係ですね。
②日野龍樹「TATU BSST OF KODO] VS 町田樹「火の鳥」
2012全日本ジュニア連覇&2013世界ジュニア代表の日野選手、情熱的なステップ。回転の速いスピンに目を奪われました。でも、途中カットされていました。
2012全日本ジュニア連覇の日野君の演技をカットするなんて・・・・
町田選手は火の鳥のショーバージョンでした。トリプルアクセル、トリプルフィリップ、トリプルサルコー、ジャンプばっちりでした。
町田選手の演技も、ちゃんと見たかったのに途中カットされていました。絶対に素晴らしい演技だったはず。全部見れなくて残念です。
②③の対決はハイライトだけの放送でした。インタビューもなくちょっと不満です。
もうちょっと何とかならなかったのでしょうか?
③山本草太「サンダーバード」 VS 坂本花織「塔の上のラプンツェル」
2012全日本ノービスA優勝者対決です。
山本選手、お母様手作りのインパクトのある衣装で登場。
多彩なスピンポジションが良かったです。ジャンプはちょっと失敗、緊張しちゃったかな?
坂本選手、ダブルアクセル高くてきれいでした。レイバックからビールマンのスピンは超絶品です。布を工夫して使用していました。八木沼さんが布の使い方が非常にうまいと褒めてらっしゃいました。わたしにはどの辺がうまいのか良く分からなかったですが、お若いのにチャレンジャーですね。
④ 鈴木明子「キルビル」 VS 織田信成「NEWYOK NEWYOK」
リンクに登場した時、なんと刀を持っていましたが、無良選手に預けてから演技開始。
お馴染みの目力、もう迫力満点の演技で、私は大満足でした。
最初のトリプルトゥループのコンビネーションジャンプは少し乱れましたが、トリプルフィリップ、ダブルアクセルはきれいに決まりました。
怖いくらいに迫力のあるステップ、もうこれは鈴木選手の鉄板です。
最後に無良選手が登場、ハグするのか?と思いきや、先程の刀で無良選手をぶった切っていました。
最高の演出ですね。
刀を届けに行ってその直後に斬りつけられるって、何これ!笑わせていただきました。
織田選手の「NEWYOK NEWYOK」宮本賢二さん振付の明るく楽しいEXナンバーです。
4回転もトリプルアクセルもトリプルループも失敗でした。
でも、柔らかくて伸びやかなスケーティングとスピンは美しかった。
トリプルサルコーはカッコよく決まりましたけど、本人は相当くやしかったのでしょう。
演技後の悔しげな表情、少年のようでした。
すぐにメンバーにあやまっていました。
「無良選手も羽生選手も4回転やるっていうのを聞いていたのでやらないと勝てないと思ってやったんですけど、ダメでした。みんなごめんなさい。」
でも、そういう素直なところ、好きですよ。
前半戦のまでの途中経過
会場の一般審査員の前半戦の点数 70点 VS 130点
特別審査員の点数を加算して 168点 VS 232点
特別審査員は、オリンピック3連覇吉田沙保里選手、ロンドンオリンピック水泳200m平泳ぎ銅メダル立石諒選手、荒川静香さん、 本田武史さんです。
⑤村上佳菜子「Someone Like You」 VS 羽生結弦「パリの散歩道」
同級生対決ですね。
村上選手、この曲を演じる彼女からは 少女から いつの間にか大人の女性へとの成長した美しいオーラを感じることができます。
切ない大人っぽい表情ではじまるしっとりとした演技にひき込まれました。そして最初のジャンプ、トリプルフィリップきれいでした。
つぎのジャンプはちょっと失敗したかな?
でも、コンビネーションでうまくごまかしました。落ち着いていますね。
曲調が変わってからの、はじけるような演技も彼女らしくて素敵。ノリノリの彼女の演技からいつもパワーを頂きます。
演技が終わるといつもの元気印のハチャメチャなにもどる彼女。
いつまでも佳菜子ちゃんって呼びたくなる明るいキャラクター大好きです。
そして、ゆづの演技。
4回転転倒。でも。スムーズに立ち上がって、次の動作にも自然に入れましたね。
続くトリプルアクセルでも珍しく転倒。
コンビネーションも失敗。
結局、ジャンプは全部失敗だったけれど、それ以外は、やっぱりかっこいいです。
演技後チラッとブルーチームの方を見ました。
演技後、かなり落ち込んで後ろの席にちょこんとすわるゆづ・・・
本当は国分さんの隣に行かなければならないのですがね。
国分さんに「ぼくの横に来てくれませんか」とうながされてやっと移動しました。
どんなトップアスリートでも、いつもいい時ばかりでは、ありませんからね。こういう日もありますよね。
でも、こういう失敗や悔しい気持ちも、無駄な経験ではないと思いますよ。
世界最高得点を出したこのプログラムでこんなに失敗したら、相当 悔しいでしょうからね。
その後の高橋選手は完璧でした。
その悔しさが彼の闘争心にまた火をつけるのでしょう。
四大陸選手権が待ち遠しいです。
⑥高橋大輔「ブエノスアイレスの春」 VS 浅田真央「メリーポピンズメドレー」
私はブエノスアイレスの春の音楽が流れただけでもうドキドキしてしまうのです。
パブロフの犬=梅干しを見て唾液が出てくると同じ症状を患っています。
全日本であの「道化師」を見てから、時々、高橋選手の世界に引き込まれて現実世界に戻れなくなります。
今回の演技も最高でした。
トリプルフリィップ、トリプルアクセル、トリプルルッツ立て続けに成功するジャンプで加速する色気と興奮・・・
ステップもスピンも超絶品、魅せてくれました。
本人が「26歳の男が演じる、そういったものがだせればいいなと思います」と言っていましたが、その言葉通り、色気全開でした。彼こそ 本当のカリスマスケーターです。
鈴木選手いわく「色気が駄々漏れていました」って。うまいこと言いますね。
真央ちゃんのメリーポピンズを見るといつも幸せな気分になります。
その、優しい楽しい素敵な演技を見ると、心が洗われのです。
そして、昨日よりも人に優しくできるような気分になります。
今季のEXナンバー、メリーポピンズは何度も見ていますが、自信を持って演じている真央ちゃんの演技を見るとほっと安心します。癒されます。
動画はすべておかりしています。
最終結果ですが
まず、先程の点数に一般審査員の点数加算
281VS 319
そして特別審査員の点数を加算
391VS 409
僅差でチームブルーの勝利でした。