「宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)」は仙台駅より北東に約10キロメートル、宮城郡利府町にある総合運動公園の中にあります。
『今回のNHK杯の会場となった「セキスイハイムスーパーアリーナ=メインアリーナ」は、工事費120億円、工期2年5カ月を費やして平成9年3月に完成しました。
メインアリーナの外観は2枚の葉っぱをもたれかけさせた形状で、柔らかくスムースなフォルムを表現し、周囲との景観の調和が図られています。』
『3.11の震災の時、グランディ・21は,全国から集まった消防隊のベースキャンプになった他、各国からの支援隊のベースとなって、ここからヘリコプターなどで災害最前線に活動にでかけた場所でもありました。
フランス隊(3/16帰国), 台湾隊(3/17帰国), モンゴル隊(3/18帰国), ロシア隊(3/18帰国), 韓国隊(3/19帰国), 南アフリカ隊, トルコ隊などの外国人部隊が展開しました。
一方で,セキスイハイムスーパーアリーナ=メインアリーナは,遺体安置所となっていて,毎日数百体のご遺体が運び込まれ、毎日200家族以上のご家族が集まり,涙の対面をされてた場所でありました。』
http://www.miyagi-sports.net/grande21
http://www.miyagi-sports.net/grande21/110319.htmlより引用
このことを調べるきっかけとなったのは、尊敬する「いちごのさとさん」のブログ、「イチゴ★イチエ~羽生結弦選手応援ブログ~11月25日付けの記事でした。
『会場の宮城県総合体育館「セキスイハイムスーパーアリーナ」は震災直後、遺体安置所になっていた。』
http://ameblo.jp/s-t-113/entry-11412430729.htmlより引用
私は、「いちごのさとさん」に教えて頂くまでこの事実を知りませんでした。
知っていたら、会場に入る時、或いは、会場の中で黙祷をしたかった、いえ、そうするべきでした。
3.11の大震災、津波災害の痛ましい犠牲者の方々のたくさんの失われた命、一瞬にして奪われた魂……
もっともっと、生きていたかっただろうに叶わなかったその願い……
映像を通して見えるNHK杯の華やかな会場。
あの日 あの時 この場所に集められた数えきれないほどの魂の抜け殻と悲しみの涙にくれるご遺族の方の姿を想像してみてください。
この事実の上に、私達は今、生きていること、生かされていることを忘れてはなりません。
そして、今も尚、苦しみや悲しみ耐え、悲しすぎる事実と寄り添いながら、懸命に生活しておられる方々の存在を知らねばなりません。
エキシビジョンで演じた「花になれ」は、3.11で犠牲になられた方々へ捧げる鎮魂の舞でした。
神々しい肢体と純粋な心、澄んだ瞳で舞う、美しく切なく清らか、それでいて力強いメッセージを感じる彼の演技に、胸をうたれました。
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NHK-BSプレミアムのBS時代劇 「陽だまりの樹」 主題歌 指田郁也 - 「花になれ 」より一部引用
1番
あなたは今笑えていますか? → ゆづが一緒に歌っているので、より伝わる。
どんな息をしていますか? → きれいなお顔のアップ、ゆづの吐息を感じて…
人混みに強がりながら → 影さえ美しい。
負けないようにと歩いているんだろう → 胸で手を合わせるポーズ ジーンと来る。
足もとのその花でさえ生きる事を迷いはしない → 迷いのない力強いジャンプ。
生きてゆけ 僕らは今風の中で → 風をやさしく受け止めるポーズ素敵。
それぞれの空を見上げている → その空、一緒に見たい。
ぶつかっていいんだ ないたっていいんだ → 振付とはいえ、仕草が美しすぎる。
どこかに答えはあるから → ゆづの背中を見て答えを見つける!
あきらめないで → 右手を握るポーズに勇気をもらう。
どんな明日も → クリーンなトリプルアクセルで私の気持ちもさらに高揚する。
苦しいほど → 頭から手を降ろすポーズ狂おしいほどに男らしい。
その命は強く輝く → スピンの入り方、カッコイイ
風に立つ一輪 → ゆづのスピンその姿そのものが花に見える
ぼく達も花になれる → 袖がひらひら、白い腕が悩ましい程に美しい。
― 以下省略 ―
涙が溢れて止まりません。
地元への感謝、復興への願い、犠牲になられた方々への鎮魂の祈り、いろいろなメッセージが伝わってきました。
素晴らしい演技をありがとう。
頑張るあなたの姿にまた、勇気をもらいました。
私も前を向いて頑張っていこうと思いました。