NHK杯②(ショート6分間練習) | みそさざいのブログ

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このブログは素人の日記です(*v.v)
羽生選手の大ファンで選手として人として尊敬しています
大好きです
満月新月にも記事を書いておりましたが、そちらは今は休んでおります。
プロ転向以降、ブログの更新は少なくなりましたが現在も継続応援中です。

第1グループの最終滑走、ドーンブッシュの演技の途中で (演技開始2分過ぎぐらいだったかな。)気づいたら、第2グループの5人が会場内、リンク後方に控えていました。


全く気づきませんでした。

もう、その後は、ドーンブッシュの演技は、ほとんど見ていません。


今、記憶を必死にたどっていますが、5人がどういう並びでリンクサイドに立っていたのか、覚えておりません。

ビビットな赤の衣装の高橋選手が、羽生選手の後方に立っていたことだけ、かろうじて思い出されました。


私の視野のすべてが羽生選手にフォーカスされ、他の方は皆、ぼんやりとした映像が再生されます。


羽生選手、その時点では白い公式ウエアをはおっていました。

そのせいなのでしょうか?

そこだけ、スポットライトを浴びているような、強烈な存在感です。


緊張しているのか、していないのか、それは察することはできませんが、凛とした美しい表情です。


そして、軸がぶれないように、「士」のおまじないを1回しました。


ほどなく、ドーンブッシュの演技が終わり、羽生選手は拍手を送っています。

ドーンブッシュの演技を見ているような様子は見られなかったけど、相手に敬意を表す拍手かな?

羽生選手は礼儀正しいから。

その光景に羽生選手の精神的な余裕を感じ、私は、かなり、安心しました。


えっ?と思ったのはその後の出来事。


指揮者のようなジェスチャーをしているのです。

いえ、違いました。


しいて言えば、列車の運転手がする指さし確認のジェスチャーと同じ動作です。

リンクの各コーナーを指さし、その方向を目で追い、時には、うなずきながら、スピーディに指さし確認しています。


おそらく、演技の流れ、自分の滑る導線をイメージトレーニングしているのでしょう。


今、リンクの扉が開かれました。
羽生選手は氷を確かめるように触ってから、リンクに滑っていきました。


滑走順に各選手の名前がコールされます。

その度にわきおこる拍手と歓声。

高橋選手の時が一番大きかったけど、羽生選手の時も大きな拍手でしたよ。


羽生選手、体が温まってきたのかな?

公式ウエアを脱ぎにリンクサイドへ向かいます。

こんな何気ない仕草も男前です。


そして、リンク内。

各選手のジャンプが成功する度、観客席のあちらこちらから拍手と歓声がわき起こります。


羽生選手はというと、来ました。来ました。

まず、私の目の前で一つ目のジャンプ。

クリーンです。


氷を削る心地よい音、そして、気のせいかもしれないけれど、風を感じました。

回転する時の音もかすかに聞こえました。

思わず、うっとりしてしまいました。


その後、反対側でのジャンプ、私の席からは遠かったけれど、少しバランスを崩したように見えました。


練習時間残り2分、私の前でまたジャンプ。これも、クリーンです。


そして残り1分、先程バランスを崩したところで、再びジャンプ、今度はきれいに決まりました。

よかった・・・


ほっとして我に返り、気づいたのですが、高橋選手への声援がすごいのです。

「大ちゃーん」 「大ちゃん、ガンバ!」 「大ちゃん、がんばって」


羽生選手への声援はというと、ほとんど聞こえません。

私は、声援を送らなきゃ、いえ、送りたいと思ったのですが、どう声かけしてよいのか迷ってしまい、声が出ませんでした。


誰かが「ゆづ~」 「ゆづ、ガンバ」って言ってくれたら、便乗して私も声を出せるのに・・・


そして、私、決意しました。

いつも「羽生選手」と呼んでいるけど、今からは「ゆづ」って呼ぼう、って。

そして、今度、私の前を通り過ぎたら、その時、声援を送ろう。

「ゆづ~」


そう思った直後に、6分間練習が終了しました。

・・・・・・。


「ゆづ、声援を送ってあげあれなくてごめんなさい。」



以上、6分間練習のもようをみそさざいがお伝えいたしました。