息子の道徳の副読本に「2わのことり」というお話がありました。内容は全部は覚えていないのですが、こんなあらすじだったと思います。
山の小鳥たちのところに手紙が届きました。やまがらの誕生会の招待状です。ところが、同じ日にうぐいすの家で音楽会の練習もあるのです。
やまがらの家は山奥で遠く寂しいところにあります。
(挿絵のやまがらは地味な姿で美しくありません。うぐいすは美しく描かれていたような記憶があります。)
うぐいすの家は明るくて、ごちそうもあります。
「うぐいすさんとの楽しい歌の練習の方がいい」と言って、皆はうぐいすの家へ行ってしまいます。
みそさざいはとても迷っていましたが、友達に誘われるまま、皆と同じようにうぐいすの家へ行きます。
みそさざいは、うぐいすの家で音楽会の練習をしていても、やまがらの事が気になって仕方がありません。
迷いながらも、みそさざいはうぐいすの家をこっそり抜け出し、やまがらの家へと向かいます。
やまがらの誕生会にはだれも来てはいませんでした。やまがらは、涙を流して喜びます。
終わり
思いやりと友情あたりが道徳的テーマでしょうか?やまがらは、みそさざいが訪れてくれて本当にうれしかったことでしょう。
「みそさざいさんはやさしいね」「やまがらさんもよかったね」と当時小学校低学年だった息子は言っていましたし、私も「そうだね。お友達にはやさしくしようね・・・・」とそんな会話をしたことを覚えています。
しかし、本当は少々複雑な気持もありました。
○やまがらはのうぐいすの家をこっそりぬけだしたが、それは、うぐいすや仲間の鳥達への裏切りにはならいのだろうか?
○一人でやまがらの家に行くのではなく、皆を誘って行けば良かったのに・・・・
○うぐいすの家でごちそうも食べて、やまがらの家の誕生会のごちそうも食べていたとしたら、ちょっとずるいかも・・・両方にいい顔をするのはどうかなあ?
道徳の教材って良く考えてつくられていますね。大人の私も日常生活を反省しました。
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ブログを始めるにあたって、ページのデザインを探していた時、思いがけずこのデザインが気に入りました、
やさしいピンクを背景に梅とうぐいす・・・・
同時にふと「2わのことり」の話を思い出したので、書かせて頂きました。
(ブログのデザインは2013年1月に現在のものに変更いたしました)
私は良い意味でも悪い意味でもみそさざい的なところがあります。
日々成長したいとという理想はあるけれど、がんばらずに楽して生きていきたいとも思っている今日この頃です。
でも、羽生選手を応援する気持ちは本気です。
今まで、他の方のブログを見るだけの私でしたが、自分の記事を書き始めて、これからで羽生結弦選手を応援しているたくさんの方々と出会えるかな。
ちょっと期待しています。