ユニフォーム
たかだか恰好ひとつで、
お客様のバーテンダーを見る目が変わる。
といっても過言ではないくらい、
ユニフォーム(制服)も大事な要素のひとつです。
お店によって様々なスタイルがありますが、
今日はそんなユニフォームをご紹介したいと思います。
その① ベスト
バーのみならず、レストランやダイニングなどでもよくみかけます。
動きやすさが身上。袖がフリーですから。
そういう意味では最も作業に向いているといえるでしょう。
左の黒いエプロンは「サロン」といって、巻く・巻かないはお店によって。
バーの店内はたいがい照明が暗いので、制服の汚れは目立たないもの。
それをいいことに放っておくと、おつかいに行った先のスーパーでぎょっ!
「じぶん、汚なっ!」
その② バーコート
燦然と輝く白いジャケッツからは、正統派の香りがただよいます。
胸のピンバッジも良く目立ちますね!
しかし注意すべきは赤ワインや濃色のリキュール。
ソッコー染み抜き。ズボラなオイラにはムリだな~
元々は給食スモッグエプロンのような襟無しの木綿のウェアーが
本来バーコートだったといわれています。
こちらも正統派な感じですね。
蝶ネクタイを付けるときは「ウィングカラー」という形状の
特殊なシャツを着用します。
そして「カマーベルト」
これを胴に巻きます。素敵です。
仮面舞踏会にでも行けそうです。
全体的にツヤツヤ仕上げ。
赤や青のネオン管がまぶしい、そんなシチュエーションにはコレ。
「オネーサン、何飲むぅ→→→↑?」
その指にギラリと光るドクロ。ドクロっすか!
ポイントはその開襟具合でしょうか。
深夜になるとボタンがみっつめまで開きます。
カフスリング(袖に付ける飾り釦)や、
胸ポケットにさすチーフで個性を出します。
今でこそ普通にみかけるスタイルですが、
その昔、スーツ着用の先人達はそのサラリーマン的な風貌ゆえ、
先輩がたに冷ややかな視線を浴びせられたとか・・・
あまりギランギランになると歌舞伎町の住人のようになります。
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いかがでしょう。
お気に入りのユニフォームはありましたか?
私もベストからスーツになったときは、
いっちょまえになったようで誇らしかったものです。
しかしコレだけは言えますが・・・
バーテンダーの力量は
決して、
恰好では計れません。
自戒の念を込めて・・・